【SR400】新型SR400、2018年11月に発売決定。うれしいことに外観は全く変わらず

2017年9月に生産が終了したSR400ですが、ちょうど一年後の2018年9月14日に平成28年排ガス規制に適合した新型SR400のリリースが発表されました。

昨年の生産終了時から次期モデルの開発に着手している旨がヤマハからアナウンスされていましたので、予告どおりですね。

このところセローもトリッカーも新基準に適合して復活したので、ヤマハファンとしては嬉しい限りです。

僕も今年からSR400(2016年)に乗り換えたので、新型SRのことはずっと気になっていました。

新型SRはユーロ5ををクリアするために水冷なるんじゃないかとか、セル付きになるんじゃないかとか、いろいろ言われていましたが、蓋を開けてみれば外観はほとんど変わらず、中身だけ少し進化したような感じです。

いや、SRに関して言えばそのオールドルックな外観がアイコンなので、変わらないことが嬉しいですね。

新型SR400、何が変わったの?

一見すると2017年の最終モデルとほとんど何も変わっていないように見えます。

事実、新型SR400で変わったのは大きく2つ。

一つはO2フィードバック制御の精度向上、もう一つは蒸発ガソリンを大気開放せずに再度タンクに戻すキャニスターを追加した点。

O2フィードバック制御の精度向上って何?

現代のガソリンエンジンは、パワーを絞り出すよりもガソリンの持つエネルギーをいかに効率よく動力として取り出すか、ということに主眼を置いてエンジン開発をしています。

当然、濃いガソリンをエンジンに食わせて未燃焼ガスを排出するよりは、”薄め”のガソリンをエンジンに食わせてガソリン全てを燃焼させたほうが環境にいいわけで、これをリーンバーン(リーン:薄い、バーン:燃える)といいます。

気温やアクセル開度に合わせてエンジンに入れるガソリン噴射量を細かく制御するためには、従来のキャブレターでは難しくエンジンコントロールユニット(ECU、要は車載コンピュータのこと)によるフューエルインジェクション(FI)で制御するしかありません。

エンジンが最も効率よく燃焼するのが空気とガソリンの比率が14.7(空気):1(ガソリン)であり、これを理想空燃比といいます。

つまりガソリンが理想的に燃焼すれば排気中の酸素が少なくなるはずであり、この排気中の酸素量を監視することでガソリンの濃さを調節して理想空燃比に近づけることができるわけです。これをO2フィードバックといいます。

今回、新型SR400ではこのO2フィードバック制御の精度を向上して、平成28年排ガス規制に適合しました。

蒸発ガソリンをキャッチするキャニスターの追加

もう一つの変更点であるキャニスターの追加について。

通常、燃料タンクから燃料ポンプにエンジンが流れていくと、燃料タンク内のガソリンが減っていきますよね?(当たり前ですね)

その時、燃料タンクが密閉されているとタンク内が負圧になってガソリンが流れなくなるので、一般的に燃料タンクには大気開放されている穴が空いています。

昔のバイクで、タンクにガソリンが入っているはずなのに何ヶ月も乗らないとガソリンが減ってしまうのは、この大気開放されている穴からガソリンが蒸発してしまうからなんです。(ガソリンベーパー)

このガソリンベーパーは大気汚染物質の一つである揮発性有機化合物(VOC)であり、太陽光と反応するとPM2.5になったり光化学オキシダントの原因となるものです。

いわゆる「光化学スモッグ」と言われているヤツです。

一般的にVOCは、タンクローリーからガソリンスタンドに荷降ろしするときと、ガソリンスタンドで車に給油するときに放出されるものですが、個々の自動車/バイクから大気放出される蒸発分も少なくないのです。

そのため環境基準に適合するために、この蒸発ガソリンをキャッチしてガソリンタンクに戻すキャニスターが今回追加されたわけです。

上部画像の赤丸の部分の円筒っぽい部品がキャニスターですね。

個人的にはキャニスターの取付位置がイマイチですが、SRにはもう部品を収納するスペースが無いので仕方ありません。

40周年アニバーサリーモデル

新型SR400の発表と共に、40周年記念モデルとして”40th Anniversary Edition”を500台限定で発売することも発表されました。

SR400は今まで30週年、35周年とアニバーサリーモデルを投入しており、サンバースト塗装は珍しくありませんが、今回のサンバーストは上の画像のようにまさにギターそのものです。

実は僕がギターを始めるときに始めて買ったのが、YAMAHAのLL-6Jというアコースティックギターで上の塗装色と全く同じサンバーストだったんです。

個人的にはこのカラーはツボですね。。。タンクだけ欲しい(笑

このアニバーサリーモデルは、特別塗装色のタンク、真鍮製の特性音叉エンブレム、サイドカバーの電気鋳造による特製SRエンブレムなどが装備されて、69万1200円。スタンダードモデルに比べて約12万円ほどのアップです。

マフラー内部構造を調整したサウンドチューニング

新型SR400では、単気筒の心地よい鼓動感をより楽しむために、ヤマハの音響解析技術を使ってマフラーの内部構造を調整したサウンドチューニングを施しているとのこと。

最近はこういった音にこだわったマシン開発が多いですよね。

以前までは、騒音規制に対応するために、動力性能は確保するものの排気音はマフラーの触媒でしっかり抑えられてしまって、しょぼい音しかしなかった車種が多かったのですが、去年発売されたカワサキZ900RSあたりから、騒音規制はクリアしつつもエキゾーストノートを楽しめるような、音質にこだわったアプローチが増えてきました。

SR400オーナーの僕が聞く分には、、、、あまり変わった感じはしないかな(笑

新型SR400はいい意味で何も変わっていない

旧型SR400と比べて大きく変わったところは、

・O2センサーの精度向上
・蒸発ガソリンをタンクに戻すキャニスターの追加

ぐらいで、一言で言えば「外観はまったく変わらず、新環境基準に適合した」という感じです。

細かいことを言えば出力が若干落ちた(26ps/19kW→24ps/18kW)とか、販売価格が約2万円アップ(550,800円→572,400円)とかありますが、メカに詳しくない人にしてみれば、旧モデルとはほとんど変わりません。

新型SR400は11月22日に発売開始とのこと。

エストレヤもCB400SSもみんな販売終了してしまった現在、400ccクラスでネオクラシックモデルを現行モデルで買えるのは今のところ新型SR400のみです。

僕は今年ZRX1200RからSR400(2017年モデル)に乗り換えて、排気量もパワーも1/3にダウンしましたが、乗っててすごく楽しいバイクです。オススメです。

僕が新型SRで一番気になったのは、リアサスのスプリングが黒塗装に変わっていたこと。

不思議なもので、なんかこれだけでも微妙に雰囲気が変わるんですねー。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク