今、REBELがメチャクチャ売れてるみたいですね。
実はSR400に乗換えるときに候補の一つとして挙げていたのがこのREBELでした。
スタイリッシュなナロータンクとミリタリー感溢れるカラーリングに心をくすぐられましたが、当時はSR400の生産終了がアナウンスされていたこともあって、迷った末にSRにしました。
とは言っても気になっているバイクの一つで、今でも街中で見かけるとついつい目で追ってしまいます。
この新型レブルの良さは、何と言ってもそのスタイルではないでしょうか。
もしレブルのタンクが丸みを帯びたティアドロップなデザインだと一気に古臭くなってしまいますが、直線的なプレスラインを入れたデザインが現代的な雰囲気を醸し出しています。
気軽に乗り出せるクルーザー
クルーザーと言えばハーレーダビッドソンが有名ですが、大柄で高価な車体をひっぱりだしてちょっとその辺に買い物に、みたいなときには少しハードルが高いですよね。
そういったときでも、ハーレーほど大柄でなく取り回しも楽なREBELは、割と気軽に乗り出せるクルーザーだと思います。
ハーレーに関わらずどんな車両でも、購入したときは気が高ぶっているので、時間を見つけてはバイクに乗る時間を作ると思います。そのために買ったんですから当たり前と言えば当たり前ですが。
でも一通り乗り回すと、多かれ少なかれ「飽き」が出てくるんですね。必ず。
そんなとき、乗り出すまでの準備や取り回しのことを思うと、重厚な車両だと腰が重くなってしまうんですね。飽きてないときは全然大丈夫なのですが。
それがこのREBELなら車重も軽い上にシートが低く足つきがいいので、気軽に乗り出せると思います。
僕はこの「気軽に乗り出せる」というのは非常に大事なことだと思っています。
大型バイクに憧れているリターンライダーも、購入した直後は嬉しくて乗り回すものの、一段落して手放す人が多いのは「飽き」に「気軽さ」が勝てないからなんですね。
抜群の足つき
クルーザーだけあってシート高が690mmというのは、体があまり大きくない人でも足つきが抜群にいいです。
これは身長160cmぐらいの女性ですが、両足はベッタリ着いていたので取り回しに問題無さそうです。
乗っていた方も「あ、これすっごいラク~~」と連発していので。
身長155cmぐらいの女性であれば全く問題ありませんが、150cmぐらいになると踵が少し浮き気味になります。
とは言っても、他のロードモデルに比べてもこの低いシート高はかなり乗りやすいのではないでしょうか。
足つきで迷っている人はBikeBrosのこの記事が役に立つと思います。
ラインナップは2モデル
レブルのラインナップは250ccモデルと500ccモデルの2モデル。
REBEL250は、CBR250Rの水冷4ストロークDOHC4バルブ短気筒エンジンを本モデル用にチューニングしたものを搭載しています。
REBEL500はCBR500R(日本未発売)の水冷4ストロークDOHC4バルブ2気筒エンジンを、こちらも同じく本モデル用にチューニングしたものを搭載しています。
どちらも共通して言えるのは、スポーツモデルのエンジンをそのまま流用するのではなく、クルーザー用途として低回転でも扱いやすいようにチューニングしていること。
しかも元々はスポーツモデルで使っているエンジンなのでアクセルを開けば高回転まで気持ちよく回ります。
特にREBEL500は100km/hでのクルーズも苦も無くこなせるので、高速道路での移動が多いロングツーリングにも向いています。
ホンダ REBELの主要諸元
<Reble(レブル)250>
■全長:2,190mm ■全幅:820mm ■全高:1,090mm
■ホイールベース:1,490mm ■シート高:690mm
■車両重量:168kg ■燃費:46.5km/L
■エンジン型式:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
■排気量:249cm3
■最高出力:19kW[26PS]/9,500rpm
■最大トルク:22N・m/7,750rpm
■燃料タンク容量:11L
■変速機形式:常時噛合式6段リターン
■メーカー希望小売価格:498,000円(税抜) 545,000円(ABS・税抜)
<Reble(レブル)500>
■全長:2,190mm ■全幅:820mm ■全高:1,090mm
■ホイールベース:1,490mm ■シート高:690mm
■車両重量:190kg ■燃費:40.2km/L
■エンジン型式:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
■排気量:471cm3
■最高出力:34kW[46PS]/8,500rpm
■最大トルク:43N・m/6,500rpm
■燃料タンク容量:11L
■変速機形式:常時噛合式6段リターン
■メーカー希望小売価格:727,000円(税抜)
積載力不足はサードパーティ製部品で補完できる
ノーマルのREBELはリアシートも申し訳程度にしか着いておらず、積載力での不安は否めません。
とは言っても、二輪パーツメーカーであるキジマからリアキャリアやサイドバッグサポートが発売されているので、そういったサードパーティ製パーツを使うと、自分の使いたい用途にカスタマイズすることができます。
まだ開発中ですが、ハーレー風なフェアリングもラインナップされるようです。通称「ヤッコカウル」。
ロングツーリングが多い人にはいいですね。
何と言っても低いシートは安心感がある
シート高が低いと足着き性がよく、足着きがいいとそれだけで取り回しの不安感が提言されて、それだけでもバイクが楽しくなります。
身長が低いと相対的にハンドルが遠くなりますが、XLXスタイルバーのような、ハンドル位置を手前に移動できるアフターパーツもありますから、体が小さい女性でも無理せず楽しめるバイクだと思います。
キメキメのバイカースタイルはもちろん、飾らない普段着で似合う懐の深さがレブルの魅力かもしれません。
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