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【原付二種】125ccスクーターは最強のオールマイティーバイク 通勤からツーリングまで何でもOK!

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もし僕が今、通勤・通学用にスクーターを買うならば50ccじゃなくて125ccスクーターを買うと思います。

なぜなら、125ccスクーターは全てにおいてバランスが良く、原付二種の中でも突出したユーティリティ性は他の追従を許さないほど洗練されています。

しかしながらこの原付二種というカテゴリは日本では日陰な存在で、一般の人の認識がかなり薄いカテゴリです。

そんな不遇な125ccクラスですが、実はとっても便利でお得なバイクなこと知ってますか?

原付一種、二種の違いとは

まず、原付一種とか原付二種って何?という人のために簡単におさらいしておきます。

原付一種、原付二種という呼び方の違いは道路運送車両法による呼び方で、それぞれ対応する免許は道路交通法で規定されています。

ややこしいので下の表にまとめてみました。

道路運送車両法道路交通法(による必要な免許)
呼称、排気量ナンバー色
第一種原動機付自転車~50cc白色原付免許
第二種原動機付自転車~90cc黄色小型自動二輪免許
~125cc桃色
軽二輪車~250cc白色中型自動二輪免許(~400cc以下)
小型二輪車250cc超白色に緑枠
大型自動二輪免許(~400cc超)

原付一種(50cc)は日本では多く走っている車種ですが、法定最高速度が30km/hに制限されているため交通の流れに乗れずかえって危なかったり、二段階右折といった50cc特有の制約があってイマイチ使い勝手が悪いカテゴリです。

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世界的にコミューターバイクは100~150ccが主流

日本では通勤バイク(コミューターバイク)と言えば50cc、通称「原チャリ」が主流ですが、世界的には100~150ccが主流です。

世界で一番スクーターが多いと言われる台湾で一番普及しているバイクが100~125ccのスクーターです。

下は台北市内の通勤ラッシュの映像です。スクーターが滝のように流れてくるのは圧巻の一言。

僕も仕事でちょくちょく台湾に行きますが、ここまで凄いのは見たことが無いです。

台湾はホンダやヤマハの技術協力によって日本向けの小型バイクを作っていた時期があって、そのときに育ったメーカーがSYMやKIMCOという台湾を代表する二輪メーカーなんです。

しかも台湾は国産自動車メーカーが無いので自動車は全て輸入品です。そのため台湾人が自動車を手にするには、我々日本人が自動車を手に入れるよりもずっと割高なので、ある程度の所得が無いと車を所有できません。

そういった背景から、スクーターは国産である台湾メーカーが供給できるので比較的安価に手にすることができるわけです。

原付二種のメリットとは

使いづらい原付一種に比べ、原付二種のメリットは大きく5つあります。

1.二人乗りができる

50ccは二人乗りできませんが、50ccを超えるものは二人乗りができます。(二人乗り用の装備、タンデムベルトやタンデムステップなどが装着されていることが前提ですが)

2.法定最高速度が60km/h(自動二輪、自動車と同じ)

50ccバイクの危ない所は、法定最高速度が30km/hに制限されているため、幹線道路を走ると大型車に追い越しされるときに風圧でふらついてかなり危険です。

それが原付二種になれば、法定最高速度は車と同じ60km/hになり交通の流れに沿った運転ができるので、大型車による追い越しの危険性を下げることができます。

3.二段階右折が不要

二段階右折が出来た背景には、50ccバイクの30km/h制限が関係しています。

つまり50ccバイクは法定最高速度が30km/hなので交通の流れに乗れず、交通量が多い片道3車線道路になると、交通の流れを阻害せずに右折レーンまで移動するのが難しいから、というのが2段階右折を実施する理由になっています。

原付二種であれば、車と同じ速度で走ることができるので二段階右折しなくても一般の車と同じように右折レーンから右折することができるのです。

4.税金・保険が安い

125ccスクーターであれば、

・重量税:無し
・自動車税:2,400円/年
・自賠責保険:3,460円/年

と6,000円弱で済みます。(任意保険は別途)

ちなみにこれが250ccになると

・重量税:無し(※取得時のみ4,900円)
・自動車税:3,600円/年
・自賠責保険:5,612円/年

と年間約9千円強かかります。(同じく任意保険は別途)

5.任意保険はファミリーバイク特約が使える

もし自動車を保有しているのであれば、現在加入している自動車保険に「ファミリーバイク特約」を付帯することで、125ccまでのバイクに現在契約中の車と同じ保障を付けられるんです。

新規に任意保険に加入すると6等級からスタートするので割高ですが、ファミリーバイク特約であれば現在のノンフリート等級に応じた保険料+ファミリーバイク特約の費用で済むのでかなりお得です。

ファミリーバイク特約を付帯すると、大体ですが自損傷害型でプラス7,000円/年程度、人身傷害型でプラス17,000円程度の保険料アップになります。(※現在加入中の自動車保険によって金額や条件が異なりますので、詳細は損保会社にご確認ください)

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これが250ccスクーターで通勤しようとすると、新規に任意保険に加入しなければならないので、割高な6等級からスタートしなければなりません。

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原付二種のデメリット

小型二輪免許が必要

原付二種のバイクに乗るには、小型自動二輪の免許を取得しなければなりません。

普通免許を持っていたとしても、小型自動二輪免許を取得するには約10万円程度の費用がかかります。(小型自動二輪AT限定で約5万円程度必要)

現在は小型自動二輪免許(AT限定)は最短2日間で取得できるようになり、利便性が上がりました。

高速道路、自動車専用道路を通行できない

高速道路を走れるバイク「125ccを超えるもの」と定められています。

原付2種(桃色ナンバー)は125ccまでなので、高速道路、自動車専用道路を通行できません。

まとめ

原付二種は、維持費は50ccとさほど変わらないのに道路上では自動車と同じ法定速度が適用されますし、何よりも30km/h規制から開放されるのが安全面では一番大きいと思います。

50ccが売れたのは普通免許を取得すると原付免許が付帯されるからであって、そうでなければここまで普及しなかったでしょう。

現在、国交省や警察庁では普通免許に付帯する原付免許を拡大(~125cc)するか、もしくは小型自動二輪の取得要件を緩和してもっと簡易に取得できるよう制度改正するかどうかの検討が始まっています。

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現時点ではどういった規制緩和になるのか不透明ですが、いずれにせよ小型自動二輪に乗るためのハードルが下がることは間違いありませんので、今後この125ccクラスが活発になっていくことでしょう。

2018年7月より、AT小型限定普通二輪車は最短2日間で教習終了するようになりました。

これは、従来は法定教習時間(8時間)を行うのに3日間必要だったものを、一日の教習時間の上限を変えて2日間で教習を終えられるように利便性を上げたものです。

ただし、あくまでも「教習が2日間で終わる」だけであって、卒業検定の時間は含まれません。

教習2日+卒業検定1日+免許センター/警察署での書換1日、で最低でも合計4日かかることに注意してください。
 

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