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絶景の山岳ライン「鳥海ブルーライン」を走る

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山形県と秋田県の県境に鳥海山(2236m)という活火山があります。

2000m級の山なのに海岸と山頂がわずか数kmという近さのため、山形・秋田両県から見ても稜線が非常に美しい山です。

今回、その鳥海山の5合目(約1,000m)まで行ける「鳥海ブルーライン」を走ってきたのでレポートします。

かつては有料道路だった鳥海ブルーライン

日本海の海沿いを走る国道7号線から5合目の大平山荘を通り、秋田県側に降りていく道路が鳥海ブルーラインです。

かつては有料道路でしたが2001年4月から無料開放されています。

バイク雑誌のツーリングスポット特集では、ランキング上位常連(東北地方)の観光道路です。

須藤英一氏の「日本百名道」にも選ばれてますね。

今回は、吹浦の十六羅漢岩(国道7号線沿い)から5合目の太平山荘まで走ってきました。

ヘアピンカーブが多い道路ですが、観光道路として開発されたせいか、道幅も比較的広くとっても走りやすいワインディングロードです。

普段は真夏でも5合目あたりは20℃前後で涼しいのですが、撮影した日はフェーン現象の影響もあって外気温が38℃、5合目に上がっても26~27℃もあってそんなに涼しくありませんでした。(残念)

でも、SRでドコドコとワインディングを駆け上がるのはすっごく楽しかったです。

わずか1,000mだけど高山な鳥海山5合目

鳥海山は標高こそ2,236mで東京の雲取山(2,013m)とさほどかわりませんが、緯度が高いために標高800~900mあたりで森林限界がやってきます。

そのため、ブルーラインを上がっていくと10分ぐらいで急に山岳ロードっぽくなるのです。

海の側の国道7号線から5合目まで車・バイクでわずか20分足らずで登れちゃいます。

天気が良ければ日本海を一望

太平山荘下の駐車場に展望台があり、そこから日本海を正面に秋田・山形両県を眺めることができます。

この日はちょっと曇天でしたが、晴れているときは右手方向に男鹿半島、中央近くに飛島、左手方向に粟島、佐渡島が見渡せるほど。

山を降りたら

十六羅漢岩と松尾芭蕉

鳥海ブルーラインを山形側に降りてくると、海難事故や水難で無くなった漁師を弔うために江戸時代末期~明治初期にかけて彫られた十六羅漢岩があります。

十六羅漢岩 - Wikipedia

近くには松尾芭蕉が奥の細道でここを通過したときに詠んだ句碑もあります。

当然ですが、松尾芭蕉がこの地に来たときは十六羅漢岩が彫られる前ですね。

夏限定:岩牡蠣を楽しむ

7~8月の日本海側は岩牡蠣を楽しむことができます。

ここ吹浦近辺の岩場には鳥海山のミネラルをたっぷりと含んだ伏流水が至るところで湧き出ており、夏はその水で育った岩牡蠣を楽しむことができます。

ブルーラインを降りてきて国道7号線を酒田方面に進むと「道の駅鳥海」があり、ここでは取れたての岩牡蠣をその場で剥いて食べる生牡蠣を楽しむことができます。

ただこの道の駅はシーズン、特に週末は混雑しますので、岩牡蠣やシーフードを楽しみたいのであれば、道の駅鳥海から50mほど南側に行ったところにあるヤマサ鮮魚がオススメ。

岩牡蠣はもちろんのこと、サザエの壺焼き、イカの一夜干しや銀ガレイ焼きなどの、いわゆる浜焼き料理がリーズナブルに楽しめます。

写真奥の右側が道の駅鳥海。歩いても行けますね。

個人的には岩牡蠣が食べられる7~8月がオススメです!
 

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