新型ハンターカブとクロスカブ、あなたはどっち派？

2020年3月下旬に発表された新型ハンターカブですが、発売日は6月26日にも関わらず、既に年間販売計画台数（8,000台）を超える予約が入っているそうです。発売前から大ヒットって、スゴイですねー。

アップマフラーが特徴的でどことなくスクランブラーを彷彿させますが、ハンターカブと言えばアップマフラー、というぐらいこのモデルのアイコンになっています。

道なき道をどこまでも突き進む、といったアドベンチャーには使えませんが、ダートや未舗装な林道程度であれば全く問題無しの、乗る前からあれこれ行き先を考えてしまう楽しそうな

クロスカブ110との違い

このクラスにはクロスカブ110という見た目が似ているモデルがあります。

ホンダのWEBサイトによると、両者のコンセプトは

という違いがありますが、正直使い方による棲み分けは無いに等しいです。

もちろん排気量の差による動力性能の違いはありますが、110ccと125ccですからその差は微々たるものです。

スタイルで好きなほうを選んでいいと思います。

ホンダ ハンターカブ／クロスカブの主要諸元

＜CT125ハンターカブ＞
■全長：1,960mm ■全幅：805mm ■全高：1,085mm
■ホイールベース：1,255mm ■シート高：800mm
■装備重量：120kg ■燃費：61.0km/L
■エンジン型式：空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
■排気量：124cm3
■最高出力：8.8ps/7,000rpm
■最大トルク：1.1kg・m/4,500rpm
■燃料タンク容量：5.3L
■変速機形式：4段リターン
■タイヤサイズ（前/後）：80/90-17
■メーカー希望小売価格：440,000円（税抜）

＜クロスカブ110＞
■全長：1,935mm ■全幅：795mm ■全高：1,090mm
■ホイールベース：1,230mm ■シート高：784mm
■車両重量：106kg ■燃費：61.0km/L
■エンジン型式：空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
■排気量：109cm3
■最高出力：8.0ps/7,500rpm
■最大トルク：0.87kg・m/5,500rpm
■燃料タンク容量：4.3L
■変速機形式：4段リターン
■タイヤサイズ（前/後）：80/90-17
■メーカー希望小売価格：341,000円（税抜）

ハンターカブとクロスカブ110は、約10万円の価格差があります。

両者を見るとわかりますが、同じカブの系統でありながらフロント周りが結構違うんですよね。

クロスカブ110に無くてハンターカブにある装備は、あらかじめオフロードでの荒っぽい使い方を想定して、エンジンを保護するガードパイプや下回りを保護するエンジンガードがあります。

それに、前後ディスクブレーキにABSが標準装備されていることを考えると、10万円の価格差は納得ですね。

カブに乗っている人を見ると実に楽しそうに見える

道の駅などでクロスカブにキャンプ道具を積んでる人達を見ると、実に楽しそうに見えるんですよね。

いや、バイクで来ている人達はみんな楽しそうなんですけど、走りだけに囚われていないカブユーザは、なんか人生そのものを楽しんでいるように見えるのです。

きっと道中はスーパースポーツやツアラーにバンバン追い抜かれてると思うんですよ。

でも速く走るのが目的じゃないから、そんなことに気をとられずマイペースで林道やキャンプ場に向かうハンターカブ。

なんかうらやましい。