冬にあまりロングライドしない僕は、冬用のライディングジャケットはもっぱらユニクロのシームレスダウンジャケットを使っています。
住んでいるところが関東南部で冬でも晴天が多く、1~2月でも日中が氷点下になることはまずないので、行動半径30~50kmぐらいならユニクロのダウンで十分です。
しかし冬でもちょっと気温が高くなると、例えば日中の最高気温が15℃近くになったりすると、ユニクロダウンだとちょっと暑いんですね。
乗ってるときの防寒性能は十分でも、降りて歩くと途端に暑くなる、という感じ。
そんなときにカバーできるライディングジャケットは無いかな~となんとなく探していたら、ちょうどいいのを見つけました。
カーハート デトロイトジャケット
そんなジャケットがこれ。
カーハート(Carhartt)はアメリカのワークウェアブランドで、ジーンズ並に丈夫なダック生地を使ったウェアが有名。
たまに、このブラウンダックのジャケットを着てネオレトロ系のバイクに乗ってる人をみかけると、あんなテイストもいいな~と思っていたのです。
カーハートの代表的なジャケットと言えば、チョアジャケット、デトロイトジャケット、アクティブジャケットの3つ。
街着としてはフードのあるアクティブジャケットも捨てがたいけど、インナーにプルオーバーのパーカーを着たいので、コーデュロイ襟のデトロイトジャケットに決定。
デトロイトジャケットを買ってみた
少し着古した感じが欲しかったので当初は古着で探してみたものの、状態のいいモノってそこそこの値段なんですよね。古着って何でもそうですが。
ということで、今回は新品を楽天で購入。
ブラウンダックの色が鮮やかな新品のデトロイトジャケット。
生地の糊が利いているのか、表面がやや固いです。
僕の体型は172cm, 67kgでSサイズを購入。
USサイズなのでワンサイズ落として購入しましたが、今風にビッグシルエットで着たい人はMでもいいかも。
着た感じはジャスト~やや大きい感じです。
カーハートのジャケットはかつてはMade in USAでしたが、現在は生産国がまちまちで、僕が購入したのはMade in Indiaでした。
ちょいちょい縫製の甘いところがあって、糸が所々飛び出ています。
こういうところとか、
こういうところ。
まぁ値段も値段なのであまり気にするほどでも無いかなと。糸はカットすれば無問題。
早速、洗濯&乾燥機にぶっ込む
新品の生地のニオイなのか糊のニオイなのか酸っぱい臭いがするので、さっそく洗濯。
糊落としもしたいので、いきなり洗濯機には入れずにお風呂の残り湯にドブ漬けにします。
水を吸わせてこのまま1時間ほど放置。
その後、全体を手もみして糊を落とします。
風呂の残り湯に着けているので、別途お湯を張った桶ですすぎ洗いをして、その後洗濯機で通常コースで洗濯します。
このまま天日干ししてもいいのですが、袖丈が微妙に長いので、今回はコインランドリーのガス乾燥機で強制乾燥させます。
8kgの乾燥機だと20分ほど乾燥機にかけるとカラっと乾きます。(100円/10分)
洗濯&乾燥後
洗い上がりはこんな感じ。
程よく「クタッ」っとなっていい感じです。
ピンピンだった襟も、洗濯機と乾燥機に揉まれて多少柔らかくなりました。
着た感じも、ハーフサイズダウンした感じですかね。
袖丈も多少縮みましたがそれでもやや長めで、手の甲ぐらいまでかかります。
でも、バイクで使うので袖丈が長めなぐらいでちょうどいいです。
ライジャケとして嬉しいポイント
このデトロイトジャケット、ライディングジャケットとして嬉しいポイントがいくつかあります。
袖口が調整できる
袖口をスナップで2段階に調整できるんですね。
寒いときはスナップで絞ってグローブの内側に入るようにすれば、袖口からの冷気をカットできます。
リブ付きのほうがいいとは思いますが、逆に気温が20℃を超えるとリブ袖は暑いんですよね。
そういう意味では春先から初夏まで使えるジャケットですね。
ジッパータブが大きい
元は作業着なので、手袋した状態でも扱いやすいようにジッパータブが大きいです。
ライディンググローブをしたままでもファスナーの開閉がしやすいのはグッドポイント。
アメリカンブランドなのでファスナーはIDEALとかTALONかと思いましたがYKKでした。さすが世界のYKK。
背丈が長くなっている
これはバイク用ジャケットにもよくあるデザインですが、前傾しても腰回りが出ないよう着丈を長めにしています。
ネオクラシック系のバイクであればあまり前傾になりませんが、それでもストリートネイキッドだとライディングポジションがやや前傾気味になるので、こういった背部だけやや長めというのはありがたいです。
肩にアクションプリーツが入っている
肩の後ろにアクションプリーツが入っているので、腕の動きを妨げません。
とにかく着やすいです。
袖丈長め+アクションプリーツで、まさにライディングジャケット向き。
こうしてみると、ほとんどバイク用に作ったんじゃないかと思ってしまうほど、相性がいいジャケットですね。
一見野暮ったい見た目がたまらない
カーハートのブラウン色のジャケットってオーセンティックなジャケットなので、ややもすれば野暮ったいのですが、それがまた今になって再評価されてきた感じがします。
ファッションとは相対的なものなので、数年前まではサイズ感が合ってない着方はダサいと言われていたのに、今はルーズフィットが全盛とは時代を感じます。
古着のヤレた感じもいいですよね。
定番のブラウン以外にも結構カラー展開が多いです。
最近はアメカジ系女子がカーハート着ているのをよく見ますね。
ブラウンは良くも悪くも色合い的にやや目立つので、もう少し落ち着いた感じが好きな人はブラックやネイビーもいいかと思います。
個人的には色落ちしてパッカリングが出てきたネイビーとかメチャクチャかっこいいですね。
2万円前後でバイクにも街着にも使えるジャケットですし、ツーリング先の道の駅でもあまり被らないのでオススメです!
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