ナンバープレート自体はあまり錆びないんですが、上の画像のようにプレートを留めるボルトが錆びるんですね。
しかもそのサビが流れてナンバープレートがサビ汁で汚れてしまうと、途端に車が安っぽく見えてしまいます。
今回はそのナンバープレートのサビを落とす方法と、サビの予防方法についてお伝えします。
ナンバープレートに染みたサビ汁の落とし方
まずはナンバープレートのボルトが錆びてしまって、そのサビ汁がナンバープレートまで伝わってしまった場合。
サビ汁の侵食が浅い場合は、コンパウンドで磨くと大体落ちます。
そのとき注意が必要なのは、ナンバーの文字部分(緑の部分)を磨かないこと。
ナンバープレートの文字部分は、下地(白)の上に文字のエンボス部(盛り上がっている部分)に緑でペイントしているだけなので、コンパウンドで磨くと簡単に緑色が消えてしまいます。
たまにナンバープレートの文字が消えかかっている車を見かけますが、あれはナンバープレートまでワックス掛けしてしまったために緑地が消えてしまったんです。
コンパウンドで磨いても完全に落ちない場合は、ナンバープレートの下地(白)の中まで侵食しているので完全に消すことはできません。
どうしてもキレイなナンバープレートにしたい場合は、陸運局で再発行してもらうしかありません。
ナンバープレートを再発行してもらう場合
所轄の陸運局でナンバープレートの再発行申請が必要です。
管轄する陸運局で費用が異なりますが、概ね2,000円程度で再発行してもらえます。
陸運局では既に発行したナンバーの予備はストックしていないので、再発行申請を受けてから受注生産になります。概ね1週間程度で出来上がります。(汚損ナンバープレートと引き換え)
フロントナンバーだけであれば書類手続きだけでいいのですが、リアナンバーも交換する場合は封印しなければならないので、自動車を陸運局に持ち込む必要があります。
陸運局の手続きは素人にはわかり辛いので、わからないときは電話して聞くのが手っ取り早いです。
最近の陸運局は電話対応も丁寧で、必要な書類や持参するものなど親切に教えてくれます。
ナンバープレートの錆びの予防方法
今回の本題です。
ナンバープレートのボルトが錆びてしまうのは、主に野外駐車している車だと思います。
このボルトは自動車メーカーやディーラーが付けるものではなく陸運局がナンバーと一緒に付けてくれるボルトで、亜鉛メッキの安価なボルトなんですね。
なので野外で使用していくと経年劣化で必ず錆びていきます。残念ながら。
そのため、野外駐車する人はステンレスボルトに交換するのが一番の錆び予防です。
このボルトはM6(ネジの大きさ)で、大体どこのホームセンターにも置いてあります。
一番いいのは、ナンバープレートのボルト(現物)をホームセンターに持って行って、同じステンレスボルトを探せば間違いありません。
「ステンレス」の横に「SUS304」と書いてあれば完璧です。
大体4~5個入って100円程度で売っています。
いたずら防止ナンバープレート用ボルト
陸運局が着けてくれるボルトやホームセンターで購入するステンレスボルトはドライバーがあれば着脱できますが、一般的なドライバーでは外せないいたずら防止用のボルトも販売されています。
ネジ頭が通常の+/-形状ではなく、星型の特殊な形状をしたボルトで、専用の工具(トルクスドライバー)が無いとネジが回せないようになっています。
最近では希望ナンバー制を利用してゾロ目ナンバーや語呂ナンバーを取得する人も多くなってきたため、このようなボルトを利用する人も少なくありません。
でも本気で盗もうと思えばその形状にあった工具を作ればいいので、完全に盗難を防げるものではない、ということに留意した上でどうぞ。
盗もうとした時点で手間がかかるボルトだったら大半の泥棒は諦めるんでしょうけどね。
まとめ
・ナンバーに付着したサビ汁はコンパウンドで落とせる場合がある
・サビ防止にはステンレスボルトへの交換が一番
・いたずら防止には特殊ボルトを使用する方法も効果的
陸運局で着けてくれるボルトも一応亜鉛メッキ処理してあるので、ガレージや機械式駐車場の中段/下段などの雨風に晒されない駐車環境であればあまり錆びることはありません。
現に僕の車はディーラーから納車されたときについていたボルトをそのまま使っていますが、機械式駐車場の中段(半地下)に駐車しているので車齢が10年以上経過しても全く錆びず、未だに亜鉛メッキ特有の黄色味がかった色をキープしています。
ナンバープレートのボルトが納車時のままで野外駐車している人は、早めにステンレスボルトに替えておくことをオススメします。
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