先日、面白い質問を見かけたので紹介します。
Q:バイクの後ろに乗っている人がお酒飲んでも飲酒運転になりませんか?
なるほど、運転する人ではなくタンデムする人が飲酒していた場合どうなりますか?という質問なんですね。
答えは「飲酒運転になりません」ですが、同乗者(タンデム)について誤解されている部分もあるので、少し解説します。
タンデムする人には制約が無い
飲酒運転はあくまでもライダー、ドライバーが問われるものので、同乗者のアルコール接種状態や、なんだったら薬物摂取状態がどうかは、運転する人は問われません。
そもそも、オートバイの同乗者には年齢の規定が無く、頭部を保護するヘルメットの着用義務があるぐらいです。
以前別の記事でも書きましたが、タンデムシートには0歳児でも100歳のおばあちゃんでも、誰を乗せてもかまいません。
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従って、泥酔した知人を後ろに乗せても、ライダー本人が飲んでいなければ道交法には違反しません。
酔った人を後ろに乗せるのは別な意味で問題がある
お酒に酔った人をバイクの後ろに乗せるのは、別の意味で問題があります。
酔ってはいるけど、普通に会話できるし歩ける人であればさほど問題になりませんが、泥酔して呂律が回っていない人を乗せると車体の傾斜に併せての体重移動ができず、運転が極度に難しくなります。
後ろで酔い潰れてしまうと、カーブでの車体コントロールが難しくなり、最悪転倒するかもしれません。
親子ツーリングで子供が後ろで寝てしまうと、固定ベルトをしていたとしても結構フラついて怖い想いをします。
ましてや大人で、運転者との固定ベルトも無しに、酔った状態で後ろに乗せるのは、転落や転倒の危険性が高くなります。
そういった意味でも、道交法上は違反にならなくても、泥酔した人をバイクの後ろに乗せるのは避けた方がいいです。
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