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カワサキ 新型エリミネーター400、最近はこのクラスが面白い

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2023年のモーターサイクルショーで発表された新型エリミネーターの売れ行きがメチャクチャ好評ですね。

初代エリミネーターは1985年に発売され、900ccは輸出版、後に国内向けに750cc版が発売されました。

当時は750ccのメーカー自主規制があったため900cc版は国内で直販できず、逆輸入の形で国内流通していましたね。

当時はアメリカンバイクブームで、各社から

ホンダ:スティード
ヤマハ:ビラーゴ
スズキ:イントルーダー
カワサキ:エリミネーター

がリリースされていました。

ホンダ、ヤマハ、スズキが、ハーレーダビッドソンのようなアメリカンクルーザータイプなのに対して、カワサキはドラッグレーサー(ドラッガー)のような、やや前傾ポジションとなるフラットバーハンドルを備えたバイクで、このスタイルが当時の若者に支持されて大ヒットしました。

アメリカンって、見方によってはちょっとオジサン感があるんですよね。少し落ち着いた大人がゆったりと乗るマシン、みたいなイメージですかね。

一方、エリミネーターはドラッグレーサーのようなロングアンドローなスタイルなので「攻めてる」感がすごく出ていて格好よかった印象があります。

当時のエリミネーターのエンジンはGPZ900Rのものを流用しており動力性能も十分でしたが、度重なる排ガス規制に対応できず、残念ながら2000年代に生産終了となりました。

新型エリミネーター400

約20年振りに名車の名前を敬称した新型エリミネーターが2023年のモーターサイクルショーで発表。

カウルレスのスタンダードモデルと、ビキニカウルやフォークブーツを装備したエリミネーターSE(Special Edition)の2車種がリリースされました。

<エリミネーター400>
■全長:2,250mm ■全幅:785mm ■全高:1,100mm(SEは1,140mm)
■ホイールベース:1,520mm
■シート高:735mm
■車両重量:176kg
■燃費:49.5km/L
■エンジン型式:水冷4ストローク並列2気筒DOHC
■排気量:398cm3
■最高出力:35kW[48PS]/10,000rpm
■最大トルク:37N・m/8,000rpm
■燃料タンク容量:12L
■変速機形式:6段変速リターン式
■タイヤサイズ:前:130/70-18インチ、後:150/80-16インチ ※チューブレス
■アンチロックブレーキ(ABS):有り
■スリッパークラッチ:有り
■GPS付きドライブレコーダー(前後)
■発売年月:2023年4月
■メーカー希望小売価格:エリミネーター:759,000円(税込)、SE:859,000円(税込)

新型エリミネーターのエンジンはニンジャ400と共用しているので、一言でいえば「スポーツモデルのエンジンをクルーザーのフレームに積んだマシン」です。

ロングアンドローで2気筒だとドコドコ走る機種と思うかもしれませんが、エンジン的にはギャンギャン回せるタイプですね。

足着き:735mmのシート高はカワサキのオンロードモデルで最低高らしい

シート高735mmは、カワサキの250~500ccオンロードモデルの中では最低高とのこと。

そのため足着き性がかなりよく、身長170cm程度の人なら両足ベッタリでしょう。

160cmぐらいの女性で足着きはこんな感じでした。

車重が180kg程度なので、取り回しの不安は全く無さそうです。

もう少し膝を曲げるぐらいの余裕が欲しい場合は、-20mmのローダウンシートもオプションで用意されています。

SEにはGPS付き前後ドライブレコーダーが標準装備

個人的に驚いたのが、エリミネーターSEにはGPS付きのドラレコ(前後)が標準装備されていること。

カメラはヘッドライト下とナンバープレートホルダ上に装備されています。

ドラレコは後付けで付けることも可能ですが、バイク用のドラレコは種類があまり無い上に取付けもタンク・シートを外したりとそれなりに手間がかかるので、標準装備は嬉しいですよね。

USB電源、Bluetooth通信機能も当然装備

最近の新型モデルにはUSB電源はほぼ標準装備となっており、新型エリミネーター400にも装備されています。

スマホをナビ代わりに使う人、かなり増えてますよね。

それと最近のトレンドとして、Bluetooth通信機能があります。

スマホに専用アプリ「RIDEOLOGY THE APP」をインストールしておけば、バイク側のメーターに電話着信やメール着信が表示されたり、スマホ側に走行距離や残燃料を記録できるなど、より便利な使い方ができるようになります。

車両のメーターもスマートメーター化が進んでいますので、これからBluetoothとの連携ももっと深化されていくでしょう。

ライバルはRebel

新型エリミネーターのライバルは、車格が似ているホンダRebel500あたりでしょうか。

Rebel250は街乗りやツーリングにはいいですが、走りの点で若干物足りないところがあります。

Rebel500は大型二輪免許が必要ですが、エリミネーター400は普通自動二輪免許でOKです。

ただし、エリミネーター400の実質的な燃費は20~25km/Lと言われており、Rebel500の30km/Lよりやや落ちるようです。

パワフルさで勝るエリミネーターか燃費重視でRebel500か、好みが分かれそうですね。

カワサキにはバルカンSという650ccのクルーザーモデルがありますが、車重が229kgとやや重く、Rebel250/500の対抗にはなりづらかった面があります。

そこに新型エリミネーター400を投入してきて、ライトクルーザー市場の勢力図がどう変わっていくか見物ですね。

個人的にはどちらも欲しい…。

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