RIMOWA 旧型サルサのホイールがうるさいので静音化してみた(前編)

今、僕が1軍で使用しているキャリーバッグがこのリモワ社のサルサというモデル。

確かリモワ社はアルミ素材の頑丈なスーツケースを作る会社だったんですが、ケース自体が重いのが難点でした。まぁ頑丈さを取ればある意味仕方がないのですが。

しかし2000年初頭に外装をポリカーボネート樹脂にした「サルサ(SALSA)」というモデルをリリース。これが「軽いのに丈夫」との評判で大ヒットしました。

僕は2004年頃に国内外の出張が増えてきたこともあって、機内持ち込みもできてそこそこ頑丈なキャリーバッグが欲しいと思い、当時評判だったこのサルサを購入。

しかしこのサルサ、長年の使用でタイヤがすり減ってきたのと、最近はゴロゴロ音が気になるようになってきました。

リモワは代理店でも修理できますし、スーツケース・トロリーバッグ専門の修理会社もたくさんあるので補修見積りを取ってみたところ、どこも概ね1万円近くかかるとのこと。

だったら買い替えてもいいかな、とも思いましたが、現行品のサルサには2輪モデルが無いんですね。(すべて4輪)

4輪モデルはスーツケース内側にタイヤハウスが出っ張るので、できればそれが最小限の2輪モデルが欲しかったのですが。

幸い、2輪モデルはインラインスケート用の市販ホイールを代用することができるとのことなので、今回はDIYでサルサのホイール交換をやってみたいと思います。

なぜこのブログでスーツケースの話題を取り上げるのか、ですか?

タイヤが付いていれば「車」なのです(笑

ウチのリモワは旧型のサルサだった

2006年以降のモデルは、外側からボルトを外して簡単にホイール交換できるようですが、僕のサルサは2004年に購入したモデルなので、ホイールは内側からネジを外すしかありません。

部材を手配する

あとは交換用ホイール(2個)、ベアリング(4個)、M6用スリーブ(2個)をネットで注文します。

ネットをみるとホイール径を80mmのものに交換している人もいるようですが、僕のサルサを測ってみると、80mmではハウジングに干渉してしまうようなので、現サイズと同じ76mmを手配します。

今回購入したのは「スケートハウスさいたま」さん。

インラインスケート用のホイール(こちらの世界では英語発音で”ウィール”と呼ぶ)を売っているネットショップはたくさんありますが、ほとんどが「セット売り」なんですよね。

インラインスケートは片足にウィールが4個、ベアリングが8個(1輪につき2個使う)、通常片足だけ交換することは無いので、ウィールが8個セット、ベアリングが16個セットで販売されているのが普通です。

しかし「スケートハウスさいたま」さんは、なんと1個からバラ売りしてくれるので、我々のような本来の用途と違う使い方をする不届き者に非常に優しいお店です。

組み付けるとこんな感じ。

次に交換ホイールの軸となるM6ボルトの選定。

旧型リモワのホイール交換をされているブログがたくさんあったので参考にさせてもらいましたが、ホイール交換にあたって、必要なボルトサイズ(長さ)を書いているブログはありません。

仕方ないので現物を測ってみると、大体50mm程度の長さがあればなんとかいけるのではないか、と推測。

「ボルトなんて長い分にはいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、長すぎるとバッグの内側に突起として出てしまい、使っていくうちに内張りに穴が空いてしまいます。

なので必要以上に長いボルトはなるべく使いたくありません。

対向側からネジで締め込めるタイプの中空ボルトがあればいいのですが、少量で買えるところが無いので断念。

M6の六角穴付き皿ボルトを近所のホームセンターで購入。

長さが50mmと60mmの2種類を購入。(各々100円)

50mmで長さが足りなかったときに再度ホームセンターに走りたくなかったので、60mmは保険として購入。100円だからまあいいかと。

ホイールの取外しと新ホイール取付

ホイールを取り外す

旧型サルサは外側からホイールを外せないので、内側からネジを外す必要があります。

幸い僕のサルサは内張りにサービスファスナーが付いていたので、これを開けるとホイールのネジにアクセスできます。

開けるとホイールのネジにアクセスできます。

ここのネジは星型のトルクスネジになっているため、普通のドライバーが使えません。(ユーザーに開けて欲しくないところによく使われるイタズラ防止ネジ)

幸い、以前ノートPCを分解したときに使ったトルクスドライバーセットがあったのでそれが使えそうです。

T20:3ヶ所、T10:1ヶ所をトルクスドライバーで外していきます。

…と、外してみてわかったのですが、このT20/T10のネジが結構固くて、いわゆる普通のドライバータイプ(手で回す)だと結構大変です。

なので僕が使ったようなラチェットタイプのツールがあったほうが作業効率がいいと思います。

外すとこんな感じ。

タイヤを外すと白い粉が…

タイヤはベアリングの無いタイプ。プラスチックの中空スリーブで軸受けしているだけなので、そのカスが溜まっていたのでしょう。

同じリモワでもアルミ仕様のTOPASはベアリング付きのホイールが使われています。

サルサは軽いからベアリング無しのホイールなのでしょうか(笑

ハウジングを加工する

旧サルサのホイール軸は、外側ハウジングと一体成型されているプラスチック樹脂の軸で、この軸は太さが15mmぐらいあるのでこのままでは交換用ホイールのベアリング穴に入りません。

なので根元からぶった切ります。

面倒だったので植木の剪定バサミでバサっとカット(笑

多分ニッパーでも大丈夫だと思います。

次にM6ボルトを通すための穴を6mm径のドリルで空けます。

穴空けするときは下に板などを敷いてからやりましょう。

画像は廃棄予定のお風呂用座椅子を使っています。

同様に受け側ハウジングにもドリルで穴空け。

プラスチック素材への穴空けは、ドリルの食付きがいいので、最初からしっかりと素材を押さえてドリルを当てるようにしてください。

最後に本体側にも穴を空けます。

次に皿ボルトの納まりをよくするために、ハウジング外側に皿モミを入れます。

「皿モミ」とは皿ボルトの頭がハウジングの外側面と同一に収まるようにボルト頭と同じ大きさの穴を空けることです。

皿モミを入れていないと、このように皿ボルトの頭が出てしまいます。

12mmのドリル刃があれば一発で皿モミできるのですが、12mmのドリル刃を持っていないのでリューターで歯科医の如く削っていきます。

あまりやりすぎるとハウジングの肉厚が薄くなって強度が落ちるので、ほどほどにしておきます。

本当はもっとツライチまで収めたかったのですが、面倒臭くなってきたのでこのぐらいにしておきます(笑

新ホイールを取付ける

ベアリングとM6用スリーブを組み込んだホイールを組み込んでみます。

受け側のハウジングにうまくハマるように、M6ワッシャー1枚+M6のフランジ付きナットを入れておきます。

M6フランジ付きナットは、以前SR400にパワービームを取り付けたときに使ったナットで余っていたものを使いました。ホームセンターで購入しても10個入りで100円程度です。

これで本体に組み付ければ作業終了…と、そうは問屋が卸さなかった。

問題発生

実際にハウジングに組み付けてみると、ホイールがスムースに回りません。

ホイールの右側(外側)は隙間が多いのに、左側(本体側)は隙間が全くありません。

左側がハウジングに干渉してホイールがスムーズに回らないのです。

さて、どうやって解決しようかな…。<次回に続く>

RIMOWA 旧型サルサのホイールがうるさいので静音化してみた(後編)
RIMOWA 旧型サルサのホイールがうるさいので静音化してみた(後編)
ホイール静音化の記事(前編)はこちら ハウジング加工が終わり、いざホイールを組み付けてみたところ、ホイールがスムーズに回らない...

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