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軽自動車のナンバーが白くなった!?特別仕様のナンバープレートを取得する方法

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最近街中で白いナンバーの軽自動車を見かけませんか?

僕も先日、確かにスズキのハスラーなのにナンバーが白かったので一瞬「ん???」となっちゃいました。

これは、2019年秋に日本で開催されるラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックの開催を記念した特別仕様のナンバープレートなんですね。

今回はこの特別仕様のナンバープレートについて解説します。

取得方法についても解説していますので、軽自動車のナンバーを黄→白に変えたい人は参考にしてください。

特別仕様ナンバープレートとは

2017年4月に道路運送車両法施行規則が一部改正されて、図柄入りナンバープレートが導入されることになりました。

それを受けて国交省は、日本で開催される国際的なスポーツイベントをバックアップするために、その開催を記念して特別仕様のナンバーを交付することにしました。

その目的は、国としてスポーツイベントを盛り上げ、ナンバープレートの交付を通じて得られる寄付金を大会支援に繋げることにあります。

普通のナンバーは白地に緑の文字や数字が入るデザインですが、寄付金を払うと白地部分にデザインが入る特別仕様のナンバープレートにすることができるんですね。

ラグビーワールドカップ2019記念ナンバープレート

ラグビーワールドカップはサッカーと同じように4年1度開催され、2019年の秋に日本で開催されます。(アジア初の開催)

その記念ナンバープレートの図柄はこんな感じです。

左が寄付金ありの図柄入りデザイン、右が寄付金無しで図柄無しです。

どちらもナンバープレートの右上にラグビーワールドカップのロゴが入ります。

普通車(自家用)、事業用、軽自動車それぞれのデザインはこんな感じ。

面白いのは、事業用の緑ナンバー、軽自動車でも特別仕様ナンバーにすると白地になるんです。

よーく見るとわかりますが、特別仕様のナンバープレートは普通車は白地なのに対して事業用は白地にフチが緑なんですね。(小型二輪車のナンバーみたい)

それと上の表には書いていませんが、軽自動車の事業用(黒字に黄色文字のナンバー)と二輪車は申込みできません。

2020年東京オリンピック記念ナンバープレート

東京オリンピックは説明不要ですね。2020年に開催される東京オリンピックを記念して交付されるナンバープレートです。

左が寄付金ありの図柄入りデザイン、右が寄付金無しで図柄無しというのはラグビー仕様のプレートと同じです。

表の書き方がラグビー仕様と違いますが言ってることは同じで、軽自動車の事業用、二輪車には適用されません。(申し込み不可)

取得方法と費用

図柄ナンバー申し込み用のサイト(https://www.graphic-number.jp/)から申し込みできます。

申し込みの大まかな流れは、サイトでナンバープレートのデザインを選び、手数料・寄付金の支払いを済ませ、後日陸運支局に車両を持ち込んでナンバープレートを付け替えます。

軽自動車の場合は後方のナンバープレートの封印が不要なので、軽自動車検査協会事務所(大体、陸運支局に併設されています)に書類と旧ナンバーをもっていけば新ナンバープレートを交付してくれます。(でも陸運支局は大体へんぴな所にあるので、交換予定の車で行ったほうがその場で交換出来るので楽です)

この「図柄ナンバー申し込みサイト」は公官庁が作ったサイトなので少し見辛いですが、「始めにお読みください」と「申込」に書かれている「手続きの説明」を一読すると大体の流れがわかります。

一読してもよくわからないときは、車を買ったディーラーや中古車屋さんに相談すると対応してくれますが、その場合は代行手数料が必要になります。

交付手数料

交付手数料はナンバーを発行する地域によって多少差がありますが、普通車の場合、大体7,000円~9,200円程度です。

東京都の場合はラグビーが7,000円、オリンピックが7,210円です。(普通車の場合、寄付金は別途)

なぜラグビー仕様とオリンピック仕様で微妙に違うのかは…謎です。

ちなみに地域によって交付手数料が違うのは、恐らく登録台数の差なのだと思います。

大都市圏では当然ナンバープレートの発行枚数が多いので数の論理でコストが下がりますが、登録台数が少ない地域では割高になってしまいます。

寄付金は?

寄付金はラグビー仕様もオリンピック仕様も、1000円以上100円単位で上限は特にありません。

デザイン入りのナンバプレートを入手するには寄付金が必要です。寄付金無しの場合は、白地のプレートに大会エンブレムがあしらわれたデザインになります。

ついでに希望ナンバーにも変更可能

新しいナンバーは、現在付いているナンバープレートと同じ番号にすることもできます(交換申込)し、現在の番号とは違う新しい番号にすることもできます(希望番号申込)。

希望番号の場合、抽選対象番号(”11-11″とか”77-77″といった希望者の多い番号)は毎週日曜日までの申込分を月曜日に抽選します。

外れた場合はもう一度抽選に申し込むか、抽選対象番号以外の番号で申し込むかを選べます。

僕は希望番号を申し込んだことが無いので抽選対象番号がどの程度の当選確率なのかわかりませんが、寄付金を払ってまでナンバープレートを入手しようとする人は、一般のナンバープレートを取得する人よりは少ないはずなので、希望ナンバーの当選確率も比較的高そうな気がしますがどうでしょうかね?

軽自動車が白ナンバーにするメリット/デメリット

メリット

黄色ナンバーに対するネガティブな印象を払拭できることですね。

どうしても軽自動車というと、

・遅い
・小さい
・女性、老人が乗るもの

といった偏見が中高年を中心に根強いです。

それが特別仕様ナンバープレートを付けると、一般の人には普通車のコンパクトカーと見分けがつかないので、イメージが払拭されます。

最近のスーパーハイトワゴンと言われる軽自動車にはコンパクトカーを上回る室内空間を持つ車種もあって、車にそれほど詳しくない人だとナンバーの色が白だったら軽自動車かどうか見分けがつかないでしょう。

例えばダイハツのタント(軽自動車)とトール(普通車)なんか車に興味が無い人であれば、どっちが軽自動車なのか見分けられないと思います。

実際、特別仕様ナンバー申し込みの7割以上が軽自動車と言われていることからも、これらの偏見を払拭したい想いが読み取れます。

デメリット

デメリットは2つあって一つは高速道路の料金所で軽自動車と認めらない可能性があること。

ETC非搭載車で有人ゲートを通過する際、ナンバーが白いのに軽自動車の通行券を持っていると、係員から不正通行に見られる可能性があります。

もちろんそれは不正通行では無いのできちんと説明すればわかってもらえると思いますが、そういった説明する手間が発生する可能性があります。(時間が経てば周知が進んでいくと思いますが)

もう一つは駐車場で「軽専用」と書かれたところに駐車すると怒られる可能性があること。

商業施設の駐車場の中には、面積を有効に使うために狭い場所を「軽自動車専用」に割り当てているところがあります。

スペース的には普通車(コンパクトカー)でも駐車できるのですが、ルールを厳格に運用している民間駐車場で、且つ特別仕様ナンバープレートの周知が進んでいないところだと「普通車はここに駐車しないでください!」と怒られるかもしれません。

まぁこれもきちんと説明すればわかってもらえることだと思いますが、その説明をするのが面倒ですよね。

そのぐらい「軽自動車=黄色ナンバー」というのが刷り込まれているわけです。

なぜ軽自動車のナンバーは黄色だったのか?

今回のような記念事業で軽自動車のナンバー色が変わってしまいますが、そうなると「そもそもなぜ軽自動車のナンバーは黄色なのか?」という疑問が出てくると思います。

以前は、軽自動車は普通自動車に比べて非力だったこともあって、高速道路での最高速度の上限が普通自動車100km/hのところ、軽自動車は80km/hに制限されていました。

しかし速度取締りするのに小型の普通車と外観で見分けが着かないので、ナンバープレートの色を替えることで識別するようにしたんですね。

このあたりの考えは原付一種/二種の考え方と同じです。

【原付二種】125ccスクーターは最強のオールマイティーバイク 通勤からツーリングまで何でもOK!
もし僕が今、通勤・通学用にスクーターを買うならば50ccじゃなくて125ccスクーターを買うと思います。 なぜなら、125ccスクーターは全てにおいてバランスが良く、原付二種の中でも突出したユーティリティ性は他の追従を許さないほど洗練されて...

ただ最近では軽自動車の性能が向上して普通車と遜色がなくなったため、高速道路の速度規制(80km/h)が撤廃されて、普通車と同じ速度規制が適用されるようになりました。

そのため、普通車と同じ白地のナンバーを交付しても大きな混乱は無いだろうという見方なのだと思います。

まとめ

最近の軽自動車は動力性能や装備、室内空間など普通車コンパクトカーを凌駕するほどになってきました。

今回のラグビーワールドカップ2019、東京オリンピックの記念ナンバープレートが普及して「軽自動車でも白ナンバー」が定着すれば、いずれは黄色ナンバーが無くなるかもしれませんね。

もしこれから軽自動車を購入されるのであれば、ちょっとお金を出して白ナンバーにしてみるのも面白いと思いますよ!
 

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