いわゆる「ファッションライダー」はダサいのか?

この記事は約4分で読めます。

先日、読者の方から「ファッションにこだわるライダーはダサいのでしょうか?」というメールを頂きました。

その方はレブル250に乗るために中型免許を取得して、お気に入りの古着とブーツを履いてツーリングを楽しんでいるそうですが、ネットで「ファッションライダーはダサい」といった内容を見て不安になったとのこと。

結論から言えば、そんなことは全く気にする必要はありません

バイクなんて自己満足の乗り物ですから法律の範囲内で自分の好きなように乗ればいいのです。

そもそも「ファッションライダー」っていつ頃から言われてきたのでしょうか?

ファッションライダーとは

「ファッションライダー」とは、技術とかテクニックは二の次で、バイクのカスタムやファッションにこだわりを見せるライダーのことを指す言い方です。

80年代にバイクブームがあって、多くのライダーは当時のレーサースタイルを模倣しました。

フレディ・スペンサーやケニー・ロバーツなどのGPライダーのレザースーツやマシンカラーに憧れて、峠道でヒザをガリガリ擦りながらハングオフするのがスーパークールな価値観の時代でした。

バリバリ伝説やキリンといったマンガの影響も大きく、CB750FやGSX1100S(カタナ)といったストリートマシンを「峠仕様」にカスタムするのも流行りましたね。

レザースーツの上にスウェットシャツを着る、というのは「朝早く峠に通ってる感」を出すのに大切な要素でした(笑)。

当時のバイクシーンはとにかく「速さ」に価値観が置かれていたように思います。「速く走れない」=「乗りこなせていない」=「ダサい」みたいな。

しかしその後90年代に入ると、そういった「速さ」に価値観をおく層とは別な楽しみ方をする、ファッション系ライダーが登場してきます。

ハーレーやトライアンフといったオールドスクールなバイクを、ラギッド(無骨)なファッションで楽しむスタイルです。

目をつり上げてコーナーをガリガリ攻めるのではなく、好きなファッションで移動を楽しむといったように、価値観を「見た目」に置いたのが大きな違いです。

ファッションライダーと陸サーファーの違い

当時は「ファッションライダー」と言うと少し侮蔑的なニュアンスを持っていました。

それは、今まで「速さ」を価値観にしてきた峠族の人達からしてみれば、ファッションに寄せてダラダラ走る人達が目障りに見えたのだと思います。

バブル期に、サーフィンは出来ないけどサーファーファッションを模倣した「陸サーファー」が多く見られましたが、ファッションに主眼を置く点では共通するものがあります。

しかし、車のルーフにボードをくくりつけているだけでは「陸サーファー」と言われてしまうのは仕方ありませんが、バイクは必ずしも峠で攻めた走りをしなければいけない、ということはありません。

50ccスクーターでキャンプツーリングを楽しむ人もいれば、乗るよりも改造やレストアを専門で楽しむ人もいます。

バイク+ファッションで自身の「バイク世界観」を表現する自己表現手段の一つと考える人もいます。

ファッションライダーでいいじゃない

趣味が多様化した現在、どのように趣味を楽しもうが個人の自由です。

僕もかつては速さや排気量に価値観を置いていた時期がありました。今思えば、若気の至りとは言えずいぶんと偏った狭い視野だったと思います。

考えれば、趣味はその切り口でいろんな楽しみ方があります。

鉄道趣味を例に取れば、乗り鉄、撮り鉄、模型鉄、、、さらにそこに歴史が加わればバラエティは広範囲にわたります。

同様にバイクも速さに主眼を置く人もいれば、キャンプやツーリングの移動手段に主眼を置く人もいるわけで、大事なのは、自分の考えと違うからと言ってそれを揶揄したり攻撃したりすることではないでしょうか。

他人にどう見られようが関係無い。人は人、自分は自分。

趣味なんて所詮は自己満足です。

人に迷惑さえかけなければ、他人にどう見られようが気にしなければいいのです。

自分が気にするほど、他人は自分のことなんて見ていません。(←これ本当)

自分が着たい服を着ればいいですし、自分がカッコイイと思うファッションを真似ればいいのです。

どんなスタイルでも、本人が自分で「似合ってる」と思っていると他人から見ても似合ってるものですよ。

ダサいバイカーファッションから脱却するには、既存の考えを一旦捨てよう
以前の記事では「バイクのファッションは人ぞれぞれだから」と言いましたが、そうは言っても他人の視線は気になりますよね。 そりゃ誰だって女の子に「何アレ?ダッサ」なんて言われたくないでしょう。 今回はダサいバイクファ...

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました