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SR400のブレーキパッドを激安パッドに交換してみた

この記事は約5分で読めます。

新規登録から1回目の車検を迎えるにあたって、ブレーキパッドを交換することにしました。

とは言っても、純正パッドは5,000円ぐらいするので、おいそれと買えません。(笑)

それに純正のパッドはブレーキダストが多すぎるので、交換するならセミメタルで、かつお財布にやさしいブレーキパッドを探してみます。

ライズコーポレーション EVOLUTION EV-255HD

いろいろ物色してみると、ライズコーポレーションが販売しているEVOLUTIONというブレーキパッドがありました。

ベースプレートがオレンジというのも珍しくていいですね。

しかも税込で2,000円を切るお安さは魅力的です。

もしダメだったとしてもお財布へのダメージが少ないですし。

ついでにブレーキキャリパーを丸洗いする

ブレーキパッドだけ交換するなら10分もあれば終わりますが、どうせブレーキキャリパーを外すならキャリパーのメンテナンスまでやってしまいましょう。

キャリパーを外す

SR400のフロントブレーキは片押しでブレーキピストンは2個(2ポッド)だけなのでメンテナンスは比較的簡単です。

キャリパーサポートと固定しているボルト2本とブレーキホースを固定しているボルト1本外すだけで、簡単に外れます。

ブレーキダストでピストンが真っ黒です。…って、板バネに虫の死骸が付いてますね(笑)

SRのブレーキパッドってこんなに薄かったっけ!?

と思ったら、なんとピストン側のブレーキパッドがほとんど残っていません。マジか…まだ7,000kmしか走っていないのに(汗

このまま交換しなかったらブレーキディスクをギーギー削って5万以上の出費になるところでした。

反対側のパッドはまだこんなに残っています。

というか、片押しキャリパーはピストン側(押しつける側)のパッドは減りが早く、固定側の減りは遅いという特徴があります。

ちなみにこの青いラバーグローブは使い捨てのニトリルグローブで、こういった汚れ仕事のときは超絶便利。

手に油汚れを寄せ付けない「ニトリルラバーグローブ」
当ブログではバッテリー交換や簡単な点検整備をDIYで行う方法を紹介していますが、意外と気になるのが手の油汚れ。 機械工場なんかでよく使われる粉石鹸や工業用ハンドクリーナーを使えば大方の油汚れは落ちますが、爪の間や、指紋・皺に入り込んだ油汚れ...

爪の間に油汚れが入らないのと、手に油の臭いが全く付かないので機械いじりに超オススメです。

大好きなサンマの一夜干し作るときも使ってます。手が生臭くならなくて素晴らしい。

キャリパーを丸洗いする

このブレーキダストにまみれたキャリパーを水洗いします。

まずはバケツに水を入れて、その中にキッチンで使っている中性洗剤を少量入れます。

洗う際に使うブラシは使い古しの歯ブラシなどで十分です。

この中性洗剤の入った水にキャリパーを漬けてハブラシでゴシゴシを洗います。

特にピストン周りを中心に洗っていきます。

ちょっと洗っただけで、水がこんなに真っ黒になります。

歯ブラシでは落としきれない汚れが…。ちょっと錆び付いてるようです。

これは#1500の耐水ペーパーで水研ぎして落としました。

ピストンの裏側には歯ブラシが入りづらいので、こういったピストンプーラーがあると作業しやすいです。

最後に水分をエアブローで飛ばします。

シリコングリスを付けてピストン揉み出し

ピストンとシールの周りにシリコングリスを塗って、ピストンを手で押し込みます。

勢いよく押すともう片方のピストンが出過ぎて抜け落ちてしまうので注意してください。

注意しながら2つのピストンをゆっくり押し込みます。

カマボコ板のような木片があればやりやすいのですが、2ポッドなので僕は手でやっちゃってます。

根元まで押し込んだら、今度はブレーキレバーを握ってピストンを押し出します。

ピストンを押し出しすぎると、ピストンが抜けてブレーキフルードが漏れ出してしまいますので要注意。もしそうなったらエア抜きしなければならず、超面倒です。

ピストン押し込み~押し出し~を繰り返して、時々ピストンに塗布したシリコングリスを指で伸ばします。ピストン全周に塗布するように、ピストンプーラーで回しながら作業するといいでしょう。

何度か繰り返しているうちにピストンの押し込み~押し出しがスムーズになってくると思います。そうなればOK。

ブレーキパッド&キャリパー組み付け

後はブレーキパッドを組込んでキャリパーを組み付けるだけです。

ブレーキパッド(ピストン側)には鳴き止め用のグリスを薄く塗って組み付けます。

キャリパーはピストンを奥まで押し込んで組み付けます。

片押しキャリパーのキャリパーマウントボルトはスライドピンを兼用しているので、組み付ける前にグリスを薄く塗っておきます。

新しいブレーキパッドがチラっと見えています。

どうせブレーキダストで汚れるので鮮やかなオレンジ色は今だけですね。

最後にブレーキタッチが出るまでブレーキレバーを何度か握るのを忘れないでください。(←超重要

格安ブレーキパッドの性能は如何に!?

今回、初めて使うブレーキパッドですが、100kmほど乗った感じでは制動力は純正とあまり変わらない感じです。

SRなのでそんなにハードなブレーキングはしませんし、もっぱら街乗りメインなので制動力はこのぐらいで十分です。

あとはブレーキダストがどのくらい出るのかが気になります。

これで純正品よりブレーキダストが少なければ、コスパ高いブレーキパッドだと思います。

1,000kmほど走ったら、また使用感などをレポートしたいと思います。

 

コメント

  1. ゆうぱ より:

    いつも楽しく拝見させております。
    僕もSR400 に乗っていて、オーナーとしてのスタイルを参考にさせてもらっています。

    僕の純正ブレーキパッドは約3000kmで寿命がきました…やはりダストがすごくて靴の汚れもひどかったです…

    恐縮ですが、お聞きしたいことがあります。
    高速走行中の横風はどのように対応していますか?80km以上で走行している時に風であおられると転倒しそうで恐怖心が勝ってしまい、なかなか高速を使ったツーリングに踏み出せないでいます…
    まだ免許取得して一年未満の初心者ということもあるかもしれませんが…

    首の具合は大丈夫でしょうか?
    お互い健康に気をつけて、楽しいバイクライフを送りましょう。

    • mickmick より:

      ゆうぱ さん

      コメントありがとうございます!
      純正のブレーキダスト、結構スゴイですよね。とは言っても、まさに「身を粉にして」働いているわけですからあまり文句も言えず(笑)。記事に書いた激安ブレーキパッドは、効き味は純正と変わらず、その反面ブレーキダストは少なめな感じです。

      ところで、高速走行中の横風でお悩みとのことですが、僕も横風が強いときは結構ドキっとするときがあります。そういうときは風の抵抗を減らすために上体を少し伏せ気味にしてニーグリップをキュっと入れて、素直にスピードを落としていました。それで横風の状況を見ながら自分がコントロールできる範囲で速度を増減する、という感じです。
      風が強い日は、
      ・トンネル出口
      ・河川にかかる橋(川が風の通り道になる)
      を通過するときに前もって心構えしておくと心配が0にはなりませんが、半分ぐらい減ります。

      SRは車重が軽いのと、車体設計が古いせいかフレームがよれるので余計ふられる感じがします。パワービーム(パフォーマンスダンパー)を装着するとフレーム剛性が上がり高速道路での安定性が増すのでオススメです。別記事でレビューしていますので参考になさってください。

      首の心配していただいてありがとうございます!今のところ痛みは1~2ぐらいでライディングには支障ありません。このまま全快してくれると良いのですが。
      これからも当ブログをよろしくお願いします!

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