新車で購入していくら丁寧に保管していたとしても、普通にバイクを使っていると所々サビが浮いてきますよね。
僕も防水透湿カバーを使ってなるべくバイクを錆びつかないように気をつけてはいますが、それでも梅雨時や秋の長雨で雨天が続いた後は、フロントフォークにサビが浮いていたりするときがあります。
サビは見つけたらすぐに落としたほうが対処が楽ですし被害が大きくならずに済みます。
今回は、サビ落としに便利な「ネバダル」を紹介します。
アメリカ生まれの便利な研磨剤”NEVR-DULL”(ネバダル)
このネバダルは綿にあらかじめ研磨剤が染み込ませてあって、使う分だけちぎって使うタイプの研磨剤です。
昔のアメ車やハーレーにはメッキ部品が多く使われているので、メッキ磨きを手軽に簡単にやりたいニーズから生まれた商品です。(多分)
ウチのネバダルは買ってから5年ぐらい経っているので、酸化してしまったのか全体的に茶色がかっていますが、使用する分には全く問題ありません。
というかそんなに頻繁に使うものでもないので、この半分のサイズがあると使いやすいんですけどね。
ブレーキレバーのアジャスターを磨く
ちょうどくすんでいるメッキは…ちょうどいいところがありました。
ブレーキレバーのアジャスター部がくすんでいたのでネバダルで磨いてみます。
油圧ブレーキ、油圧クラッチのレバーアジャスターは大体こんな感じですよね。
バイクに詳しくない人のために説明しますと、この丸いアジャスターを回すとレバーの位置を調整できるんです。手が小さい人はハンドルバーに近めにしたり、遠目で握りたい人はレバー位置を離すことができます。
ネバダルで磨いた後。ピカピカになりました。
よーく見ると小さい錆がありますが、もう少し頑張って磨けば消えると思います。
ネバダルで磨いた後は、必ず乾いた布(古タオルなど)で拭き上げてください。乾拭きしないと研磨剤が乾いて白っぽく残ってしまいます。
プラスチックメッキにも使える
このネバダル、プラスチックメッキにも使えます。
僕のZRX1200Rのメーターリングは元々は黒だったのですが、爪が折れてカタカタしていたので何年か前にZRX1100用のプラスチックメッキのメーターリングに交換したんですね。
しかしメッキパーツの宿命というか、プラメッキと言えど時間が経つと錆が浮いてきます。
メーターリングのメッキ部に小さいサビがポツポツと浮いています。
これをネバダルで磨いていきます。
キレイにサビが落ちました。
プラメッキ部に耐水ペーパーなどを使うとすぐにメッキ部分を突き抜けて地肌(プラ)が出てしまうので、研磨剤で落とせるレベルのうちに対処しておきましょう。
ネバダルのまとめ
錆落としや金属磨きには「ピカール」という超有名な液体の研磨剤があって、これはこれで大変優秀な研磨剤なんですが、意外と使い切れないんですよね。量が多くて。
ネバダルは液体ではないので保存が効きますし、酸化して茶色っぽくなっても研磨性能には影響ないので一つ持っていると便利です。
バイク以外でも、野外駐輪している自転車のサビ落としにも使えますし、まだ深くサビが進行していないナンバープレートのボルトの錆落としにも使えます。
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