幾度もの延期を乗り越えて、いよいよ2022年5月27日(金)に日米同時公開されます。
いやー長かったですね。
前作の「トップガン」は1986年公開ですから、実に36年振りの続編です。
公開当時、高校生だった僕は、F-14の大迫力な戦闘シーンよりも、若きトム・クルーズがノーヘルで乗り回すGPZ900Rに心奪われたものです。
当時のトム・クルーズはそれほど名が知れた俳優ではなく、この作品で大ブレークしました。
自前なのか官給品なのかわかりませんが、部隊ワッペンがベタベタ張られたG-1ジャケットとレイバンのティアドロップがメチャクチャ格好よくて、映画公開後にはあのスタイルでバイクに乗るライダーが増えたことを思い出します。
今回登場するのはカワサキH2 “Ninja”
今回のトップガンマーヴェリックでは、トム・クルーズ扮するピート・ミッチェル(コールサイン:マーヴェリック)がトップガンの教官として帰ってきます。
実は1作目のラストで、苦境に陥った戦闘を立て直し見事勝利に導いたマーヴェリックに艦長が今後の進路の希望を尋ねるシーンがあります。
そこでマーヴェリックは「トップガンの教官になりたい」と告げます。当然その希望は叶えられ、彼がミラマー海軍基地に教官として戻ったことを知った元恋人のチャーリー(ケリー・マクギリス)は、ワシントンDCから戻りマーヴェリックと感動的な再会をする、というエンディングでした。
…ん?前作の最後にトップガンの教官に既になってたのでは…と思ったのは僕だけではないはず(笑)。
きっと、一度退役した後に呼び戻された的な設定があると思いますのでそれは映画を見てからのお楽しみ、ということで、僕が注目したいのはやはりバイク。トム・クルーズ作品にモーターサイクルは欠かせません。
公開前のトレーラー動画を見ると、カワサキのGPz900Rが一瞬出てきて、それだけで前作からの流れがわかります。
今回のトップガンマーヴェリックで登場するのは同じカワサキのH2 Ninja。Ninjaで繋げるところが実にニクい。
前作でもおなじみの、夕暮れ時に滑走路で戦闘機と併走するシーン。
このだだっ広いところで、しかもノーヘルで思いっきり飛ばせる開放感に当時は憧れましたねー。
何年か前に仕事で川崎重工の西明石工場にお邪魔したとき、受付ロビーのジェットエンジン前にこのH2が展示してあって、アポイントそっちのけで見入ってしまったことがあります(笑)。
いつものようにノーヘルですが、ジャケットはG-1から現行型のCWU-36Pになっており、前作をイメージしつつも所々新しくなっています。
歳取ってもトム・クルーズはカッコイイですね!
昔、アメリカの知人のところに遊びに行ったとき、サープラスショップ(軍放出品店)でたまたまCWU-45/Pの新品を見つけて180ドルで購入したことがあります。
劇中でトム・クルーズが着用しているCWU-36Pはライトゾーン用の中綿が無いタイプで、CWU-45Pは中綿の入ってるタイプ。
確かISRATEX社製で素材もノーメックスという難燃素材を使った正規品でした。バイクに乗るときちょうどいいかな、と思って買ったのですが、冬は風を防がないのでとても寒く、夏は暑くてバイクにはあまり使えなかったです(笑)
他にもビーチバレーのシーンなどは
前作をオマージュしていますね。
今作では女性パイロットも登場しておりジェンダーフリーの流れを感じます。海軍風に言うとパイロットではなくアビエイターですかね。
バイク自体はストーリーの中心になるものではありませんが、前作では若者のファッションやバイクライフに大きな影響を与えました。
トム・クルーズは、ミッション・インポッシブルでもトライアンフとかアプリリアとかBMWとか、とにかくバイクを使ったアクションを入れてきますので、トップガン・マーヴェリックでH2 Ninjaがどんな使い方されるのか、今から非常に楽しみです!
2022年5月27日日米同時公開、お見逃し無く。
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