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タイヤチェーンは金属製?ゴム製?布製?一体どれを選べばいい?

この記事は約6分で読めます。

それほど雪が降らない地域だと、スタッドレスタイヤよりもタイヤチェーンを選ぶ、という人が多いのではないでしょうか。

最近ではタイヤチェーンも素材が進化して選択の幅が広がりました。

金属・ゴム・布など、素材によってそれぞれ長所/短所があります。

今回はタイヤチェーンで迷ったときの選び方について解説したいと思います。

住んでいる地域や車の用途と合わせて考えると、迷わず選択できますよ。

タイヤチェーンの王道:金属チェーン

タイヤチェーンと言えばこれですよね。

雪の日に遠くから「シャンシャンシャン…」と鳴るチェーンの音を聞くと、子供の頃の記憶が蘇ってきて、どこか懐かしく感じてしまいます。

メリット

そんな金属チェーンのメリットはなんといっても安価なこと。

普通の乗用車のタイヤサイズであれば、1セット(タイヤ2本分)で5,000~6,000円ぐらいで購入できます。

デメリット

金属チェーンのデメリットはいくつかありますが、一つは「重い」こと。

販売されているときのケースを手に取るとわかりますが、かなりズッシリとした重さがあります。

二つ目は、無積雪の路面に弱いこと。

積雪路やアイスバーンではチェーンの凹凸が食い込むことでその性能を発揮しますが、雪の無い路面だとアスファルトとダイレクトに当たることで発熱~変形~破断してしまいます。

路面状況によって耐久性が悪いのです。

チェーンが破断するだけならまだしも、破断したチェーンがタイヤハウスからはみ出てしまい、ボディをガリガリに傷つけてしまうことも少なくありません。

三つ目は取り付けが面倒なこと。

特にタイヤ内側のチェーンを接続するのが、慣れないと大変です。

しかも最近の車はデザイン的にタイヤとタイヤハウスの隙間が狭いので、手が入りづらいのです。

例えばこんなスポーツカーだとタイヤハウスに手が入らず、チェーンの奥側を留めるのが難しいです。

最近では金属チェーンもかなり装着性が改善されてきましたが、それでも最近の大径ホイール&低扁平率タイヤだとタイヤハウスが狭くて装着しづらいケースが少なくありません。

耐久性抜群、ラバーチェーン

そんな金属チェーンの耐久性を改善したものがラバーチェーンです。

ラバーチェーンも出始めのときは性能が金属チェーンに劣っていましたが、年々性能が向上して今では金属チェーン以上の性能を発揮するものが多いです。

メリット

ラバーチェーンの大きなメリットは耐久性に富むこと。

金属チェーンと比べて乾燥路でも破断することが少ないので、積雪地から戻るときも路面に雪が無くなるところまで使用することができます。

もう一つのメリットは装着が易しいところ。

ラバーチェーンは金属チェーンに比べて設計の自由度が高いこともあって、外付け滑り止めチェーンの難点である「装着が難しい」という課題を各社工夫して解決しています。

どこのメーカーでも取り付け方法はYoutubeなどの動画でわかりやすく解説していますし、ほぼ全てのラバーチェーンはジャッキアップ無しで簡単に装着することが可能です。

デメリット

一方でラバーチェーンのデメリットは、収納時でもかさばること。

装着性を上げるために、ある程度タイヤの形に合わせてラバー部が成形されているため、収納時にたたんでもかさばってしまうんですね。専用ケース自体がある程度の大きさがあります。

もう一つのデメリットは、価格が金属チェーンに比べて高いこと。

安いものでは6,000~7,000千円ぐらいからありますが、しっかりしたものを選ぶと1万円台後半から2万円台が相場です。

ただ、最近のラバーチェーンは金属ピンを交換できるタイプのものもあって、ピンが摩耗して摩擦力が落ちたときでも、ピンを交換することで使い続けることができるので、製品のトータルタイフで考えると経済的です。

一時利用なら布カバー

しっかりとした雪道を走るのではなく、一時的な降雪を凌ぐだけなら布カバーが便利。

メリット

布カバーのメリットはなんといっても装着が簡単なところ。

見てのとおり、慣れればほんの3分程度で装着できると思います。

それと収納がコンパクトなのもいいですね。トランクでかさばらないので、冬季間は入れっぱなしにしておいてもいいぐらいです。

デメリット

布カバーのデメリットはやはり耐久性に劣るところ。

やはり布ですから、摩擦に対して耐久性が落ちてしまうのは致し方ありません。

またもう一つのデメリットは、素材が布であるが故に水分を含んでしまうことです。

積雪路を走ると溶けた雪の水分が布カバーに染みてしまいます。

それ自体は問題がありませんが、そのまま夜間に気温が氷点下以下になると布カバーが凍って地面とくっついてしまい、発車できなくなる可能性があります。(メーカーでは夜間氷点下になる場合は一旦布カバーを外すことを推奨しています)

そのため、布カバーは関東などの普段雪の降らない地域で、年に1~2回降る降雪に備える、という用途に向いている商品だと思います。

緊急用途として:タイラップ式

タイヤチェーンというより、一時的な滑り止めとして使えるのがタイラップ式のタイヤチェーンです。

メリット

このタイラップ式の滑り止めのメリットは価格が安いこと。

ワンセットで1,980円なので、非常にお財布にやさしいです。

それにプラスチックのバンドなので、モノ自体は非常にコンパクトなので、車に常備していても邪魔になりません。

デメリット

商品画像を見るとわかりますが、走行面に対して水平にバンドを取り付けていくので、横方向の滑りには弱いです。

そのため、発進/停止はある程度グリップ力を得られても、カーブで十分に減速していないと横滑りを起こしてしまうので、走行には十分注意が必要です。

また、この手の商品は使い捨てがほとんどです。

積雪路を超えてアスファルト路面になったときは、付属の専用カッターでカットしてプラスチックゴミとして廃棄します。

そのため、このようなタイラップ式の滑り止めは、普段積雪の無い地方の緊急用として使うべき滑り止めでしょう。

まとめ

降雪があっても車を使いたい人は

・価格優先であれば金属チェーン
・耐久性重視であればラバーチェーン
・年に数回ある降雪を凌げればいいのであれば布カバー、もしくはタイラップ式

という観点で選ぶのが良いと思います。

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