先日、友人とETCについて話していたら、その中の何人かが「ETCマイレージ?何それ?」って言うんですね。
車を持っていない人が言うならわかりますが、みんな自家用車持っていてETC車載器も付いてるのにそんなこと言ってたんです。
ETCは知っていても「ETCマイレージ」を知らない人が意外と多いので、今回はETCマイレージについて解説したいと思います。
結論を先に言うと、今すぐにでもETCマイレージに登録すべき!です。
ETCマイレージって何?
ETCマイレージとはNEXCOが提供しているマイレージサービスのことで、通行料金の10%がポイント還元されるサービスです。
例えば、東名川崎から京都まで休日に通行した場合、通行料金が7,040円(ETC休日割引)なので704ポイント還元されます。往復だと1408ポイント還元なので結構大きいですよね。
今時、常時10%還元されるサービスってなかなかありませんから、これは使わない手はありません。
ETCマイレージサービスの登録方法
ETCマイレージサービスを受けるには、ETCマイレージのサイトから登録する必要があります。(http://www.smile-etc.jp/)
登録は無料で年会費等は一切かかりません。
登録には以下の情報が必要です。
・ETC車載器を取付けた車両のナンバー情報
・ETCカード番号
ETCマイレージのサイトで登録すると1週間程度でマイレージID、パスワードが郵送されてきますので、失くさないようにしましょう。
そのマイレージID/パスワードが来ないと使えないわけではなく、登録した当日の利用額からポイントが付与されます。
ポイントの付き方
ETCマイレージポイントの付与は、基本的には通行料金の10%なのですが、運営会社によっては1%のところもあります。
道路事業者 | ポイントの付き方 |
NEXCO東日本/中日本/西日本・宮城県道路公社 | 10円につき1ポイント |
本州四国連絡高速道路(株) | 10円につき1ポイント |
阪神高速道路(株) | 100円につき3ポイント+α |
名古屋高速道路 | 100円につき1ポイント+α |
愛知県道路公社 | 100円につき1ポイント+α |
神戸市道路公社 | 50円につき3ポイント+α |
広島高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α |
福岡北九州高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α |
「+α」のある道路事業者では、月間利用額に応じて加算ポイントが付きます。
ちなみに首都高はポイントが付与されません。残念。
ポイントの還元方法
獲得したETCマイレージポイントは、交換単位に応じて還元額に交換することができます。
「還元額」とは要するに次回の通行料に充当できますよ、ということ。
道路事業者 | ポイントの交換単位 |
NEXCO東日本/中日本/西日本・宮城県道路公社 | 1,000ポイント→500円分 |
3,000ポイント→2,500円分 | |
5,000ポイント→5,000円分 | |
本州四国連絡高速道路(株) | 1,000ポイント→500円分 |
3,000ポイント→2,500円分 | |
5,000ポイント→5,000円分 | |
阪神高速道路(株) | 100ポイント→100円分 |
名古屋高速道路 | 100ポイント→100円分 |
愛知県道路公社 | 100ポイント→100円分 |
神戸市道路公社 | 100ポイント→100円分 |
広島高速道路公社 | 100ポイント→100円分 |
福岡北九州高速道路公社 | 100ポイント→100円分 |
上の表を見てもわかるように、ポイントは5,000ポイント以上貯めてから交換するのが一番交換率が高いです。
しかし、ポイントの有効期限が「ポイントが付与された翌年末まで」という制限があるので、失効期限が近くなったらポイントを失効させてしまうよりは5000ポイント未満でも交換してしまったほうがいいです。
ETC搭載車が2台以上ある場合
ETCマイレージを登録するとき、ETC車載器の番号を登録する欄が1台分しかないので、「ETC車載器を搭載している車・バイクが複数あるときはどうするの?合算できないの?」と思いますよね?
これ、わかりづらいのですが、結論から言うと登録したETCカードを使えば、登録していないETC車載器での利用も合算されます。
例えば、車A、車B、バイクと3台所有していて、それぞれにETC車載器が搭載されているとします。
ETCマイレージに登録するときに車AのETC車載器管理番号とETCカードを登録すれば、登録したETCカードを車Bやバイクで使っても、ETCマイレージポイントが合算されます。
自分の車両以外でも、例えばレンタカーで登録済みETCカードを使ってもポイントが合算されます。
要するに、ETCマイレージポイントは車載器に紐付いているのではなくETCカードに紐付いているのです。
所有しているETC車載器を全て登録しなければならない、という運用ならまだわかりますが、ETC車載器を1つだけ登録すればいい、というのが利用者を混乱させますね。
だったらETC車載器の有無は関係なく、ETCカードだけETCマイレージサービスに登録出来るようにすればいいのに、と思います。
個人的には「ETCマイレージサービスにETC車載器管理番号を登録するのは意味が無いように思うのですが…どうなんでしょうかね?
ETCマイレージはETCカードにつくので、なるべく1枚のETCカードを使い倒すようにする
我が家は車とバイクの両方にETC車載器が付いており、当初はそれぞれ車用のETCカード、バイク用のETCカードを作っていました。
しかしETCマイレージは登録したETCカードに対してポイントが付与されるので、ETC車載器毎にカードを分けてしまうとETCマイレージが分散されてしまいます。
車もバイクも高速道路を頻繁に使うのであればETCカードを別にしても構いませんが、そこまで多くないのであれば1枚のETCカードを共用したほうが、効率よくETCマイレージを貯めることができます。
仮に僕がツーリングで家を空けているときに、僕以外の家族が車で遠出する場合は別々のETCカードが必要ですが、その場合は高速道路の料金が高くなるほうにメインのETCカードを渡すようにして、ETCマイレージが分散するダメージ(笑)をなるべく少なくしています。
ETCマイレージサービスのまとめ
・ETCマイレージポイントは概ね1ポイント=1円として還元される
・ETCマイレージポイントは、ポイントが付与された翌年末まで有効
僕はそれほど頻繁に高速道路を使うほうではありませんが、それでもたまに車で帰省したりツーリングで遠出したりすると年間で4万円ぐらい通行料を使っているので、1年で3000~4000ポイント程度溜まります。結構大きいですよね。
行楽やバイクでちょこちょこ日帰りツーリングするだけでも溜まっていくので、もしまだ登録していないのであればETCマイレージサービスに登録することをオススメします。
ETCマイレージサービスに登録するだけで10%ポイント還元されるのですから、使わない手はありません。
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