頚椎症神経根症になってバイクに乗れなくなったので、発症からの経過を備忘録代わりにブログでつづることにしました。
同じ症状で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
発症からクリニックに行くまで
4月の初めぐらいから左肩に肩こりというか違和感を感じて初めは五十肩ぐらいに思っていました。
実はその1週間程前にソロツーリングで房総半島を1日で450kmほど走り回り、少し首が凝っていたのでそれが原因かな?と。
僕は頭が大きいせいか、長時間バイクに乗るとヘルメットの重さも相まって首が筋肉痛になります(笑
そこで近所の整体院に行って電気治療器(低周波治療器みたいなもの)と背骨の歪みを取る施術をしてもらいました。その後、何度か通うも、首の筋肉痛は治りましたが肩甲骨の裏の痛みは全く改善しません。
整体の施術が終わった直後は少し痛みが軽くなったような気がしますが、それでも1時間もすると施術前の痛みが戻ってくる感じです。
しかしその痛みは日に日に増していきます。
特に肩甲骨裏が痛む感じで、時には二の腕の外側から小指にかけて軽く痺れるときがあります。
痛み自体は声を上げるほどではありませんが、常に意識が肩や痛みに向いてしまって仕事に集中できないのが困りもの。
ちょっとした立ち話をするときでも、無意識に右手が肩にいって首を傾げているような状態です。
それでも横になると少し楽になるので眠ることができましたが、4月下旬には痛みで寝ることもままならなくなってきました。激痛です。
何というか、眠気が痛みを上回るときはなんとか眠れるけど、夜中に目が覚めると眠気より痛みのほうが上回って眠れなくなる、といった感じ。
しかも首を後ろに反らせられないのでうがいができません。歯磨きもままならず不便すぎます。
さすがにこれは単なる肩こりとは違うように思ってネットで症状を調べると、肩こりではなく「頚椎症」という、首の骨(頚椎)が神経を圧迫するために起こる症状のようです。
病名を特定するにはMRI検査が必要で、整形外科よりも脳神経外科に行くのがいいとのこと。
早速、近所の脳神経外科を調べると、隣駅の駅前に数年前にオープンした脳神経外科クリニックがあるのでそこに行ってみることにしました。
脳神経外科受診~病名確定
幸いその近所の脳神経外科クリニックにはMRIやCTといった映像診断機器が揃っているので、診察した当日にMRI検査してもらえるとのこと。
先生に一通り症状を伝えると、やはり頚椎症の疑いとのことでMRI検査することに。
閉所は大丈夫だしMRI検査は10年ぐらい前に経験があるので何てことないと思っていたら、肩が痛くて横になるのが辛いのです。
家でもベッドに仰向けに寝ると肩が痛くて眠れないので、ソファで首と上体を少し起こした体勢を作って寝ていました。そのほうが痛みが和らぐのです。
とは言ってもMRI検査しないと痛みの原因がわからないので、痛みを我慢してMRIに入りました。
検査途中に何度も緊急ボタンを押そうと思いましたが、「もう無理ぃ…」と思ったときにMRIが終了。あんなに長い15分は初めてでした。
その後、再び先生の診察を受けると「頚椎症ですね。頚椎のこことここが肩と腕の神経を圧迫しています」とのこと。
僕の言う症状がMRI画像診断で説明できるので、頚椎症の中でも「頚椎症性神経根症」というのだそうです。
MRI画像を見る限りでは手術適応するほどではないとのことで、鎮痛剤で痛みを抑えて様子を見ましょう、だそうです。
原因がわかってホッとした反面、この痛みのままでは日常生活がままなりません。
実は5月連休中はあまりに痛くて市販薬のロキソニンSを飲んでいましたが、痛みのMAXを10とするとロキソニンを飲むと9になるぐらいの感じでした。
そのことを先生に伝えると、もう少し強いトラムセットという鎮痛剤を出してくれました。
この薬はロキソニンなどの非ステロイド系鎮痛剤とは異なり、オピオイドという麻薬性の鎮痛剤でモルヒネの1/10程度の鎮痛効果があるそうです。がんの疼痛緩和にも使われるそうです。
ネットではトラムセットやトラマールは依存性があるとか減薬が大変だとかいろいろと書かれていますが、とにかく今この痛みが和らぐのなら何でもいい!と思っていたので麻薬性鎮痛剤の効き目に期待します。
他にも、リリカ、エペリゾン、ノイトロピンを2週間分処方されて帰宅しました。
薬が効いて痛みが少し和らぐ
夕食後に薬を飲むものの別段効いた感じがしませんでしたが、2~3日後、朝起きたときに痛みが(MAXを10として)6~7ぐらいな感じです。
痛みが消失した訳ではありませんが、日常生活での不自由さは多少改善された感じです。(QOLが上がった)
とは言っても、会議や打ち合わせで長時間椅子に座っていると相変わらず首や肩が辛くなりますし、電車で立っているのも肩が痛くて大変なのはあまり変わりません。
その(2)に続く。
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