SR400はよく「長距離を走ると振動が辛い」「長時間乗ると手がシビれる」と言われています。
僕も並列4気筒(ZRX1200R)から乗り換えたときは確かにそう感じることもありました。
下道を50~60km/hで流しているときは心地よい振動なのですが、高速道路で90~100km/hも出すと不快な振動になってくるところがあって、SRではもっぱら日帰りツーリングがメインでした。
今回、SRで東北方面に帰省(という名のツーリング)に行ってきたので、その経験を踏まえて「SRでロングツーリングするときにあったらいいと思うモノ」を紹介したいと思います。
SR400でのロングツーリングで絶対にあったほうがいいアイテム
パフォーマンスダンパー(旧:パワービーム)
SRの良さでもある「心地よい振動」ですが、80km/hを超えるとその振動も不快に感じてきます。中には気にならない人もいるようですが、僕はすっごく気になりました。
特に90~100km/hあたり、4,500rpm以上になると高周波な振動が増えてきて、その状態で1時間も乗ると確実に手がシビレます。
しかしY’s GEAR純正の「パワービーム」(現:パフォーマンスダンパー)を装着すると不快な高周波振動が抑えられ、特に高速道路で威力を発揮します。
先日、実家に帰省する際に高速道路を5時間程度、平均100km/h程度で走りました。
今年はかなり暑かったので1時間/回、休憩を取りながら走りましたが、手のシビレは装着前と比べてかなり抑えられました。
シビレは0にはなりませんが、バイクを降りて5分もすると消える程度のシビレ感です。120km/hクルージング時のZRX1200Rとあまり変わらないぐらいですね。
逆にパワービームが着いていなかったら、、、高速を走れないことはありませんが、途中で乗るのがイヤになっていたと思います。
SR400は基本設計が古いのでフレーム剛性があまり高くなく、そのため高速道路での車線変更やトンネル出口での風の影響を受けやすいです。(車重が軽いのもありますが)
それが、パワービームを装着するとフレーム剛性が上がって車体がかっちりして高速道路でのフラつきが改善されます。
高速道路の対面通行区間で大型車とすれ違う時に大きな風圧で車体がフラれることが度々ありましたが、パワービームを装着してからは大きな風圧でフラれても「恐怖感」はありませんでした。
ということで、高速移動が多い方には特にオススメしたいパーツです。
モデレートスクリーン
これはSRに限った話ではありませんが、ネイキッド車では100km/h以上出すと風を体がモロに受けるので、バイクがいくらハイパワーでも100km/h以上での移動は結構ツラいものがあります。
以前乗っていたZRX1200Rも、100km/h以上は楽に出る車両ですが、それ以上にライダーへの風圧がすごくてクルージンが疲れるのです。
そこで、モデレートスクリーンという、ライト・メータ上にスクリーンを取り付けると、前方からの空気をヘルメットまで持ち上げてくれるので、100km/hでのクルージングがかなり楽になります。
高速移動が多い人にはパワービームと並んでオススメしたいアイテムです。
ゲルザブ
SR400のウレタンシートって座り心地がいいんですが、若干硬めなんですよね。
しかも僕のSRはSR500用のハンドルに交換しているので、ノーマルよりも腰が立つライディングポジションです。
そうなると余計お尻に体重がかかるせいか、乗り始めて1時間ぐらい経つと尻が痛くなってきます。
「尻が痛くなったら休憩タイミング」と思うようにしてはいますが、それでも移動距離を稼ぎたいときはもう少し先まで走りたい!と思うことも少なくありません。
そんなときにあったらいいなぁ~と思ったのが、お尻の痛みを解消する通称「ゲルザブ」。
エクスジェルというゲル状のゴムがお尻の座圧を分散させ、臀部の痛みが出にくくする商品です。ゲルと座布団で「ゲルザブ」。
僕と同じように1時間ぐらいでお尻が痛くなる人は、これを使うと2時間ぐらいは大丈夫とのこと。
多分、次回ロングツーリングに出るときは購入するでしょう。
やっぱりツーリングは快適さが大事
SRはいくら「振動を楽しむバイク」とは言え、いつも近場ばかり走っていては面白くありませんし、かと言って高速道路での振動をただひたすら耐えるのも、それはそれで楽しくありません。
今回紹介したグッズ、パーツを使うことで、SRの鼓動感をスポイルすることなく快適な高速移動が可能になります。
特にパワービームは長時間の走行(特に高速)で威力を発揮しますので、まだ使っていないSR乗りの方には是非オススメしたいパーツです。
コメント