先日車を運転しながらふと思ったんですが、意外とサングラスかけてる人って多くないんだなと。
個人的な感覚ですけど、真夏の晴天下でもサングラスかけて運転してる人って2割ぐらいでしょうか。
僕がサングラスを使うのは、眩しさを防ぐのはもちろんですが一番の理由は紫外線からの保護です。
紫外線が目に及ぼす影響って結構大きいこと、知ってました?
紫外線が目に及ぼす影響
目に紫外線は大敵
目に紫外線が入って細胞がダメージを受けると、ドライアイや充血を引き起こし、角膜炎や翼状片、白内障などを引き起こす原因となります。
また、中年期以降の失明原因の一つとなっている黄斑変性症は、水晶体で防ぎきれなかった紫外線(UV-A)が網膜にある黄斑部を酸性変化させるために起きると言われています。
目も日焼けする
実は目も日焼けするって知ってました?
僕は雪国出身なんですが、子供の頃は大雪だろうが吹雪だろうが天候関係なしに外で遊ぶ、どこにでもいる普通の雪国の子供でした。
昔は子供用サングラスとかゴーグルとかあまり無かったので、冬晴れの日に雪原で遊んで帰ってきてしばらくすると目がゴロゴロしたり充血したりと、いわゆる雪目によくなってました。
雪に反射した紫外線が目に飛び込んできて目が日焼けしたんですね。
上の画像のような雪原で太陽が出てると、ものの10~20分でやられます。
まぁ子供の頃は1~2日するとケロっと回復したのであまり気にしなかったんですが、大人になって紫外線が目に及ぼす影響を知ってから空恐ろしくなりました。(笑
夏場よりも冬~初夏が一番紫外線量が多い
普通は、太陽が真上から降り注ぐ夏場が一番紫外線量が多いと思われがちですが、実は目に飛び込んでくる紫外線量が強いのは冬から初夏にかけてが一番多いです。
なぜかと言うと、冬は空気が乾燥しているため紫外線がより地上に到達しやすいのと、冬の太陽は角度が低い(夏場より地平線に近い)ので、より目に紫外線が飛び込みやすい環境なんです。
一方、梅雨が明けた7月以降は湿度が高くなり紫外線の一部は空気中の水分に吸収されます。
また、夏の昼間は太陽の位置が高いので、帽子をかぶることで目に直接飛び込む紫外線をある程度避けることができます。
ただし、地面や建物に反射した紫外線は帽子では防ぐことが出来ないので、サングラスで保護してあげる必要があります。
サングラスの種類
偏光サングラス
偏光(polarized)サングラスとは偏光レンズを使ったサングラスのことで、邪魔な反射光をレンズでカットしてくれるんですね。
例えば、晴れた日に水面を見ると波で太陽光がギラギラ反射してとても水の中までは見えない経験はありませんか?
それがこの偏光レンズが入ったサングラスを使うと水面のギラツキが無くなって水の中が見える(見えやすくなる)んです。
釣りが趣味の人はみんな偏光サングラス使ってますね。
車では、太陽の位置によってダッシュボードがフロントガラスに映りこんで前が見づらくなるときがありませんか?
そういうときにこの偏光サングラスが有効です。
偏光レンズで一番有名なのがTALEX(タレックス)というメーカーなんですが、レンズが高いです。
TALEXレンズが入ってるサングラスだと2~3万ぐらいします。
僕もレイバンのフレームにTALEXレンズを入れたサングラスを使っていますが、ギラツキがしっかり押さえられて非常に使いやすいです。
管理人のおすすめサングラス
ここからは僕がオススメするサングラスを紹介します。
OAKLEY(オークリー)
オークリーは鉄板ですね。
オークリーはサングラスと呼ばずに”EYE WARE”(アイウェア)と呼んでいるところにこだわりを感じさせます。
僕はオークリーのStraight Jacket(ストレートジャケット)を愛用していますが、残念ながら一昨年に廃盤となってしまいました。
ストレートジャケットは先代のタイプから使っていて、このストレートジャケットが僕にとって2代目です。
”ジャケット”という名前に相応しく、フィット感がハンパないです。
色がこんなに薄くてもUV透過率が1.0%以下。
既に廃盤になっていますが、流通在庫がまだあるみたいなので欲しい方は早めに入手したほうがいいです。
ちなみにこのケースはOAKLEYの専用ケースじゃなくて百円ショップ(Seria)で買ったメガネケースです。
こう見えてソフトケースではなく、ウレタン製のセミハードケースなんです。とても100円のクオリティじゃないです。
ストレートジャケットの次にオススメなのは、flogskin(フロッグスキン)ですね。
フロッグスキンは1980年代にラインナップされていた商品ですが、2007年に復刻されたモデルです。
スポーツサングラスの原点になっているモデルで、いろんなミュージシャン、サーファー、アーティストが使ってますね。
ディスカバリーチャンネルの車カスタム番組”FAST and LOUD”に出てくるヒゲのメカニック、アーロンがたまにかけてます。
オークリーのサングラスは「アジアンフィット」と言う、ノーズパッドやテンプルがアジア人の骨格にフィットするように設計された専用モデルがあるので、鼻筋が低い人でも大丈夫です。
詐欺サイトの見分け方はこちらのサイトが詳しいです。
RayBan(レイバン)
レイバンは説明するまでも無いですね。
僕は上で紹介したTALEXレンズのサングラスと、ニューウェイファーラーを使っています。
ニューウェイファーラーとは従来のウェイファーラーを少し小振りにした感じのデザインで、「ウェイファーラーだとちょっとボリュームが多い」と感じる人にぴったりです。
僕の使っているニューウェイファーラーです。ピンボケですみません。
ウェイファーラーといえばレンズが手前側にアングル(約20°)しているのが特徴ですが、日本人だと頬に当ってしまう人が多い(鼻が低いため)ので、こちらもアジアンフィットモデルが用意されています。
ウェイファーラー アジアンフィットはレンズのアングルが約15度になっており、ノーズパッドとの組み合わせで頬に当らないように設計されています。
最近は車を運転するときや街歩きのときは、もっぱらこのニューウェイファーラーを使っています。
これはフレームの横幅の違いではなくレンズの縦方向の大きさの違いなので注意してください。
決して「顔が大きいからサイズ54かな」と選んではいけません。横幅はどちらも同じです。
また、レイバンと言えばアビエーターも有名なサングラスですが、ティアドロップ型のデザインのため好みが分かれるところです。
トップガンでトム・クルーズがかけていたのがこのレイバンのアビエーター。
ちなみに太平洋戦争終結後、マッカーサーが厚木基地に降り立ったときにかけていたサングラスもレイバンのアビエーター。
パイロットが紫外線で目が日焼けすることに悩まされていたことから、レイバン社が紫外線をカットするサングラスを開発したのが始まりで、Ray(光線)をBan(遮る、禁止する)のでRay-Banなんですね。
アメリカンオプティカル
アメリカンオプティカルのアビエーターは、米空軍で採用されて有名になりました。
もうパイロットサングラスと言えばこの形ですね。
操縦士がヘルメットを被ったままでも装着できるようにツルの部分がストレートになっているのが特徴です。(ストレートテンプル)
ティアドロップ型に抵抗がある人はこちらのほうが馴染みやすいかもしれません。
ちなみに、アメリカンオプティカルのアビエーターはジョニー・デップが愛用していることでも有名です。
僕だったら車の運転で使うのなら、このAOのアビエーターのほうが好きですね。
レイバンでもこういうスクエアタイプのキャラバンというモデルがあります。
そのせいか、海外のサイトだとこういうスクエアタイプのモデルを総称して「キャラバンタイプ」と呼んでいます。
レイバンのほうがフレームが華奢な感じがします。その代わり軽くてしなやかですが。
ランドルフ
こちらも米軍に採用されているサングラスメーカーで、アビエーターモデルがラインナップされています。
上の写真を見るとわかるように、アメオプのアビエーターとの違いわかりません。(笑
アメリカの航空アイテムの通販カタログには、アメオプとランドルフは必ず載っているメーカーです。
運転用サングラスのまとめ
今回はオークリー、レイバン、アメリカンオプティカル、ランドルフのサングラスを紹介しました。
最近はユニクロが1000円で偏光サングラスを出したりしていますが、安いサングラスは光がレンズを通るときに歪むので、目が疲れたり頭がクラクラすることがあります。
トップメーカーのサングラスはレンズの中央部と端での歪み差が少ないため目に負担がかかりません。
やはり安いサングラスはそれなりの品質なので、目には多少高くても品質のいいサングラスを使いたいですね。
カッコつけてると思われるのがちょっと…とか言ってる場合じゃないです。
年取ってからも元気に目を使うためには今から紫外線対策しておかないと、病気になって失明してからは遅いですから。
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