これだけ社会的に騒がれても、未だ毎日のように話題になる「煽り運転」。
煽り運転なんて何の得にもならない愚行なのですが、人は頭に血が昇ると正常な判断ができなくなるんですね。
そういう人達を見て「アホだなぁ」と思うのは当然だとして、困るのはそういう人達が身の回りに結構な確率で存在することではないでしょうか。
煽り運転する人には共通するいくつかの特徴があります。
あなたの周りにもきっとこんな人がいるはずです。
煽り運転しがちな人の5つの特徴
1.せっかちな人、短気を公言している人
せっかちな人は常に何か「急いでいる」ので、運転でも同じような傾向があります。
特に、こういった人達は自分より運転技術が低い人や交通弱者への配慮がありません。
イライラすると自制が効かなくなり、イライラする対象を排除するために攻撃します。
落ち着いて考えれば、「急いでいる」という自分の都合を相手に押しつけているだけで、それを運転弱者にぶつけることで自分を正当化しているに過ぎません。
そういった人に似ているのが「短気を公言する人」です。
と公言する人は、周囲に対して「俺の機嫌に合わせろよ」と言ってることに等しいわけで、これもまた自分の都合を周囲に押しつけているだけの残念な人です。
こういった人が運転すると、自分の意にそぐわないことが起きるとすぐに頭に血が上ってしまい、煽り運転に繋がります。
2.潔癖症、正論を振りかざす正義マン
明文化されていないルールでもそれを守らないと怒り狂う人がいますよね。
例えば、合流で割り込んだときに挨拶をしなかったり、「ありがとう」を意味するハザードを点けなかったりすると烈火の如く怒り狂う人です。
という正論を振りかざす人達で、いわゆる「正義マン」「潔癖症」と呼ばれる人達です。
こういう人達は常に「自分が正しい」ので、他人に対して寛容になれません。
職場でも、出来ない人に対して執拗に叱責する人はこういった傾向があります。
と、自分の価値観でしか考えられないのです。
誰もが必ずしも自分のように出来るわけではない、という思考が出来ないんですね。
3.自分で運転が上手いと思っている人
車の運転が好きな人ほど、「私は人より運転がうまいほうだ」と思っている人は多いです。
そして「自分は人より運転がうまいほうだ」と思っている人ほど、運転が下手な人に遭遇するとイライラをつのらせてしまいます。
これも上の「2.潔癖症、正論を振りかざす正義マン」に通じるところがあるのですが、自分よりできない人に対する寛容さが足りないんですね。
ただ誤解して欲しくないのは「運転好き=他車に対して寛容でない」ではないこと。
人より運転が上手いと自覚していても、きちんと自制して他車に配慮する人もいます。
4.高級車に乗る普通の人
いわゆる勘違いしちゃった系の人ですね。
以前、常磐道でBMWに乗った男女が煽り運転で逮捕された事件がありました。
でもその煽った男はヤンキーでも反社系でも無く、ただの調子に乗った勘違い系オジサンだったんですよね。
運転する側の心理として、高級輸入車に乗っている人は車のこだわりが強い人が多く、自己主張が強い運転をする人が多いというイメージがあります。
国産車でも、アルファードやヴェルファイヤなどの押出しの強いミニバンには、結構な確率でこだわりが強い人が多い印象です。
反社の人達も今やベンツではなく高級ミニバンに乗っている時代ですから、車内が見えづらい厳ついミニバンが迫ってくると何となく怖い気持ちになってしまうことは否めません。
そういうイメージが着いてしまった高級車に普通の人が乗ると、
と勘違いしてしまうんですね。
まさに「虎の威を借る狐」状態になってしまうわけです。
自分の感情をコントロールできない人ほど煽り運転しやすい
僕の個人的な印象ですが、煽り運転する人は自身の感情をコントロールできない人に多いように感じます。
学校や会社でも、すぐに怒鳴る人とか、相手をトコトン理詰めで追い込む人とか、自分を正当化して相手に謝罪させないと気が済まない人といった人は、かなりの高確率でハンドルを握ると性格が変わります。
煽り運転は多くの人が苦々しく思っています。
羽鳥慎一のモーニングショーのオープニングでは、結構な頻度であおり運転を取り扱いますよね。
あおり運転を取り扱う日は視聴率がメチャクチャいいらしいです。
これは、あおり運転がいかに人々の関心が高いことの表れですね。
短気な人は自分がカッカする理由を他人のせいにしますが、そんなことはありません。
そんな人にはお笑い芸人のみやぞんが言った名言「自分の機嫌は自分でとる」を贈りたいです。
でも短気な人は人の忠告なんて聞かないか…。
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