先日、首都圏で降った雪は予想以上に積もりましたね。
実は車に積もった雪には落とし方があるって知ってましたか?
今回はそんな車に積もった雪の落とし方について解説します。
車に積もった雪は左右に落とすと、後が楽
いや、雪の落とし方に厳密な決まりがあるわけではありませんが、後々の動作を考えたらこうしたほうが楽ですよって話です。
車の左右に雪を落とす
車って大体前後に向かって下がってる形状なので、つい前後に雪を払ってしまいがちですが、雪は左右に落とすのが基本です。
というのも、湿り雪が車の上に20~30cmも積もったときにその雪を前後に落としてしまうと、雪が邪魔で車が出られなくなってしまいます。
湿った雪って結構重くて、車の前に30cm~程度積もった状態で強引に発進するとフロントバンパー下のスカート部分が破損してしまう場合があるのです。
また後部に雪を落とすとマフラーの排気口を塞いでしまい、排ガスが車内に充満してしまう可能性もあります。
なので雪は左右に落として、車の進行方向を妨げないようにすると後々楽になります。
最初に落とすのは屋根から
急いでいると、窓やボンネットだけ雪を落として出発してしまう人がいますが、これは大変危険です。
というのも、走行しているうちにエアコンで車内が暖められ、屋根の雪が溶け出してブレーキを踏んだときに慣性に負けた雪がフロントガラスに落ちてくるのです。
僕も免許取り立てのときは何度かやらかしたことがありますが、これは本当にビビります。
赤信号のときは、前の車との間隔を見ながらブレーキを調整するのが普通だと思いますが、そんなときに突然屋根の雪が落ちてきて視界が塞がれてしまうと急ブレーキを踏まざるを得なくなり、最悪スリップして追突、なんてことにもなりかねません。
こうならないように雪は必ず屋根を先に除雪するようにすれば、雪を落とすことを忘れてパニックに陥ることも無くなります。
それに窓やボンネットの雪を先に落とした後に屋根の雪を落とすと、その雪がフロントガラスやボンネットに流れてきたりするので、二度手間になっちゃうんですね。
雪を落としている間にエンジンをかけて暖気&デフロスターモードにする
大雪の日は大抵、気温が氷点下ですから、フロントガラスやサイドガラスが凍っていることが少なくありません。
そのため、雪落としする前にエンジンをかけてエアコンをデフロスターモード(暖気がフロントガラスにあたるモード)にしておくと、社外で雪を落としている間に窓ガラスの氷が溶けるので、出発までの時間を短縮することができます。
まとめ
・屋根の雪から落とす
ほんのちょっと気をつけるだけで、積雪時の出発がかなり楽になりますから、ぜひとも覚えておいてください!
もし駐車場のスペースの関係で前後に雪を落とさざるを得ない場合は、マフラーの排気口を塞いでしまう可能性も考慮して、乗車前の換気を徹底するようにしてください。
特に車に乗ったときに排気ガスの臭いがする場合は、窓を空けて新鮮な空気と入れ替えましょう。
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