意外と「頸椎神経根症でバイクに乗れない(1)」の闘病記を読んでくれている方がいらっしゃって、励ましのメールやコメントをいただくことがあります。(全てにお返事することが出来ず大変心苦しいです(汗)。全てのお便りには目を通しております)
メールをくださった方は、僕と同じような症状に悩まれている方で、おそらく闘病記や体験記を探そうと、検索順位がそんなに高くないこのサイトに来てくれたのだと思います。
僕も痛みに苦しんでいたとき、同じような症状で悩んでいる方のブログを見ることで「自分だけじゃないんだ」と、精神的に助けられました。
あまり検索し過ぎて、闘病記のサイトはほぼ全て見ましたからね。しかも同じサイトを二度三度を読んでしまうこともしばしば。
そういった闘病記を検索する人の気持ちがよくわかるので、同じ症状で悩む人の気持ちを少しでも和らげられればと思い、自分自身の経験を書こうと思いたったのがきっかけです。
2018年に発症して今年で4年目を迎えますが、小康状態の今、改めて発症から現在までの経緯を振り返ってみたいと思います。
発症経過~小康状態までのまとめ
実は今まで頸椎症性神経根症を、発症~小康状態を4回繰り返しています。
2) 2019年10月に再発(2回目) → その後、4ヶ月程度で小康状態に
3) 2020年5月に再発(3回目) → その後3ヶ月程度で小康状態に
4) 2021年9月に再発(4回目) → その後3ヶ月程度で小康状態に
当ブログで紹介している一連の記事は、1)~2)までで、実はその後、2回再発しております。
治療方法は、以前記事で紹介した投薬による対症療法が中心で、内容的に代わり映えが無いのと、肩が痛くてブログを書く気になれなくて書いていませんでした。
とは言っても、毎度のことながら痛みはなかなかのモノなので、何度も発症しているからと言って決して痛みに慣れたわけではありませんが、初回に罹患したときのような終わりの見えない絶望感はありませんでした。
2.痛み止めで急性期(1~2ヶ月)を凌ぐ
3.慢性期に痛み止めの量を調節
4.おおよそ3ヶ月程度で痛みが収まる
大体こんな感じに推移することが経験上わかっているので、1~2を凌げばなんとかなる、という感じです。
僕はデスクワーク中心なのでこれでなんとか凌げますが、体を使う仕事をされている方だとこうもいかないところがあるかもしれません。
特にドライバーのお仕事をされている方はかなり辛いのではないかと思います。
現在の状態
2021年の年末には痛みレベルが1~2程度まで収まり、平和な年末年始を過ごすことができました。
それ以降、現在まで痛みはほぼ無く、病気に関しては平穏な日常を送っております。
あれだけ痛かったのが、「そんなことあったっけ?」と思うぐらいに快復するのがこの病気の特徴で、だからこそドクターはこぞって痛み止めでしのぐ対症療法を第一選択とします。
いずれまた再発することがわかっているのに、手術に踏み切れないという理由がそこにあります。
今後、再発したらどうする?
僕は、再発したら手術も積極的に考えようと思っています。
実際はその時になってみないとわかりませんが、1年の1/3以上を肩の痛みや腕の痺れに悩まされるのは勘弁して欲しいという点が大きいです。
これが、有効な痛み止めがあればまた話が違ってくるのですが、現在、この手の症状に対して処方される痛み止めは、このトラムセットに代表されるオピオイド系の鎮痛薬で、それよりも強い鎮痛薬はモルヒネ、オキシコドン、フェンタニルぐらいです。
患者側の勝手な感覚ですが、鎮痛剤ってもっと種類がたくさんあって、いろんな痛みに対して対応できる薬剤があるものかと思っていたのですが、思っているほど種類が少ないんですね。(すみません、素人の勝手な感覚です)
鎮痛剤は痛みのレベルに合わせて、大きく3つに分類されます。
・第2段階:トラムセットなどの弱オピオイド鎮痛薬
・第3段階:モルヒネなどの強オピオイド鎮痛薬
頸椎症や腰椎ヘルニアの疼痛には、どんなに痛みが強くても第2段階の鎮痛剤しか処方されません。
モルヒネなどの強オピオイド鎮痛薬は、がんの疼痛管理に使われるので、頸椎症ぐらいでは出してくれません。
頸椎症性神経根症は、死に至るような重篤な病気ではありませんが、その痛みは睡眠すらままならず日常生活に支障が出るほどの痛みに悩まされます。
しかし、急性期には非オピオイド鎮痛薬では痛みレベルが10から9ないしは8に下がる程度で、正直、気休めレベルなんですよね。
経験した方には理解していただけると思いますが、急性期は1~2ヶ月で凌げるとはいえ、あの痛みを1ヶ月以上耐えるのは結構しんどい。
頸椎を手術するのは怖いですが、その反面、あんな思いをするぐらいなら手術に踏み切ったほうが…と考えてしまうのです。
今年中には再発しそうな気がするので、そのときは改めて報告したいと思います。
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