たまに飲み会とかで
「僕、趣味らしい趣味って無いんですよ~。酒飲むぐらいで~(笑)」
という人から、「なんか気軽にハマれる趣味ってないですかね?」って相談されることがあります。
とは言っても人の趣向なんて人それぞれなので、とりあえずなんか気になったことがあれば手を着けてみて、まずはやってみるのがいいと思います。
僕もかれこれバイクには40年近く乗ってきて、未だにアレコレやりたいことがあるのですから、趣味としては飽きが来ない、奥深いものだと思います。
今回は、大人の趣味としてのオートバイについてお話しします。
バイクを趣味にしている私の意見は「大人のバイクは超オススメ」です!
大人の趣味としてバイクが向いている理由
1.間口が広い
バイクって意外なほど間口の広い趣味なんです。
例えば、バイク趣味の系統としていくつか上げると、
・林道や酷道を制覇する(オフロード)
・峠やワインディングが好きなストリート系
・サーキットで速さを追求したい
・オフロードのクローズドコース(モトクロス)で腕を磨く
・原付や125ccで下道まったりキャンプ系
・見た目重視のカスタム系
・レストア、整備系
・ビンテージ、レア車両収集系
と、数え上げるとキリがありません。
鉄道趣味の「撮り鉄、乗り鉄、○○鉄、、、、」のように、その切り口によって無限の楽しみがあるのがバイクです。
僕はバイクに関しては「○○しなければならない」というのは基本無いと思っています。
唯一あるのは
という一点のみです。
2.リフレッシュできる
イジリ系以外であれば、多くは「バイクに乗ってどこかに行く」のがバイク趣味の最大の楽しさでもあります。
バイクの音と振動を感じつつ体全体で風を受けて走るのは、日頃仕事で受け止めているストレスを発散するのにもってこいです。
土曜にツーリングに行くことが決まっていれば、金曜に多少イヤなことがあっても我慢できますよね。え?僕だけ?みんなもそうですよね、きっと。
逆に週末が雨で予定していたツーリングがキャンセルになると、悶々としながら週末を過ごすことになって、ストレスをうまく処理できなくなる、という欠点はあります(笑)。
3.永く楽しめる
バイクは、年を取っても楽しめる趣味です。
70代でも大型バイクに乗っている人はいますし、中には80代で日本一周するなんて人もいるくらいです。
とは言っても、60歳過ぎてもGSX-R1000でサーキットをバリバリ走る、、なんて言う人はほんの一握りです。
そういうカッコイイお爺になるのを目指すのもいいですが、体力が持たないのなら、自分の体力にあったバイクに乗り換えればいいのです。
若い頃に買ったZ900RSに一生乗り続ける、という楽しみ方もあれば、その時々で自分にあったバイクに乗り続ける、という楽しみ方もあります。
僕は同じ車種に乗り続けると飽きるタイプなので、十数年毎に自分が乗りたい車種に乗り換えています。
乗り換える度に新しい感覚というか、今まで感じたことがない「喜び」が発掘されるので、今後もいろんな車種に乗り換えていきたいです。
4.コスプレ的要素も楽しめる
普段着るには躊躇するファッションも、バイクだとなんとなく許されるところがあります。
例えば、ジョンアンドパンチ世代のお爺ちゃん達は、CHP(California Highway Patrol)の制服を着てハーレーやゴールドウィングに乗って楽しんでいますよね。
ツイードジャケットにニッカボッカ、ロングブーツといった英国トラディショナルスタイルでトライアンフに乗ったり、マッドマックスや北斗の拳の出で立ちでツアラーに乗る、といった楽しみ方もあります。
以前、僕の友人が
って言うんですね。なので
と言ってあげたら、その後W800の中古買ってました(笑)。
街着だとハード目なレザーも、バイクに乗ればそれほどでもないですからね。
ついでに、ライダース着るには腹が出ていてはみっともないのでダイエットも始めました。
健康にもなれて一石二鳥ですね。
バイク趣味を始めるには
バイクに乗るにはいくつか課題があります。そのあたりについて書いておきます。
反対する家族への説得
趣味として楽しみたいとは言っても、反対する家庭も中にはあると思います。
パートナーの反対を押し切って自分の意見を突き通すのは、家庭不和の原因となります。
家族への説得は、下記の記事が参考になるかと思います。
任意保険は必須
バイクの任意保険加入率って意外と高くないんですよね。
125cc以上の二輪車の対人賠償保険の加入率って約45%と言われています。(自動車の任意保険の加入率は80%以上)
およそ半数以上のバイクが任意保険に加入していません。ヤバいですね。。。
事故を起こしたときの相手方への保障もありますし、何より自身の治療費や働けなくなったときの保障も考える必要があります。
このあたりをまったくケアせずに始めるのは「大人の趣味」ではありません。
自分の身の丈にあった始め方ができるのが魅力
バイク趣味はいろんな切り口がありますが、僕が好きな点は「自分の身の丈にあった遊び方ができること」に尽きます。
趣味にかけられるお金が潤沢にある人であれば、ガレージに何台も所有してトランスポーターでサーキット通いといったこともできますし、逆にお金が無ければ無いなりに格安車両を仕入れてきて、自分でコツコツ直して作り上げるという遊び方もできます。
なんなら車両を所有せずに、ヘルメットだけ買って週末にレンタルバイクで楽しむ、というのもアリです。
最近だとカタナにブラシレスモーターを乗せたEVバイクを作る人も出てきたりと、工夫次第で遊び方が無限に広がります。
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