オイル交換って廃油の処理が面倒なので、普段はバイク屋さんにお願いしていましたが、先日ホームセンターに行ったら廃油処理ボックスが245円で売っていたのを見つけ、久しぶりに自分でオイル交換することにしました。
というのも、ここ最近はギヤの入りが悪く、シフトダウン時に半クラ入れないとギヤが落ちないんですよね。
大体こういうときはオイルを替えると治るので自分でやってみることにしました。
SR400のオイルを交換してみた
今回のオイル交換で使用したものです。
廃油ボックスは2.5Lタイプで、ホムセンで245円でした。ビックバイクの場合は4Lタイプのものを使ったほうがいいでしょう。
左上のオレンジの箱はオイルフィルター。ナップスで1000円ぐらい。
オイルフィルターハウジングのOリング。確か300円ぐらい。
右上はダイソーで買った軽量カップ。オイルジョッキがあればそれでもいいですが、オイルジョッキって意外とかさばるんですよね。ウチはガレージが無いので500mlの軽量カップで代用します。
あとはニトリルのラバーグローブ(青)があると手が汚れなくて済みます。
このラバーグローブ、食品加工でも使えるので最近は魚を捌くのにも使ってます。万能すぎる。
それと超重要なのがガムテープ。
ドレンボルトからオイルが垂れるのを防ぐのに使います。上の画像は養生テープで代用しています。幅広のテープだったら何でもいいです。
本来であればドレンボルトにつけるシールワッシャーも用意したほうがいいのですが、今回は使いまわします。
まずは古いオイルを抜く
SRのオイル交換はそんなに難しいものではありません。
整備の中では比較的簡単な作業です。
ただ、要所要所で気をつけないとオイルまみれになってしまいます。
フロント側のドレンボルトからオイルを抜く
赤丸のところがドレンボルト(10mm)です。
ドレンボルトを外す前に、ドレンボルトの下に養生テープを貼っておきます。ガムテープでも大丈夫です。
ドレンボルトからオイルを抜くと、この穴からフレームを伝ってオイルが流れてしまうんですね。
それを防ぐためのテープなんです。
で、もう一つ大事なのがフロントタイヤ側の養生です。
オイルは結構な勢いで飛び出るため、何もしないとフロントタイヤにもかかってしまいます。
タイヤにオイルが付着すると拭くのが大変なので、フロントフェンダーとタイヤをカバーするように養生テープ(赤枠)を貼っておきます。
どちらのテープも廃油ボックスの中に落ちるようにしておくと、後が楽になります。
で、ここまで準備が出来たらドレンボルトを外してオイルを排出します。
ドレンボルトからオイルが出てこなくなったら、ウエスで周囲のオイルを拭き取り、ドレンボルトとシールワッシャーもウエスで拭いてからドレンホールに戻します。
手で回して止まったところから、10mmのレンチで締め込みます。
もう1ヶ所のドレンボルト
SR400のオイルドレンボルトは2ヶ所あります。
もう1ヶ所はセンタースタンド後方にあるドレンボルト(17mm)です。
こちらはそれほど飛び出さないので、ドレンボルト下に廃油ボックスがくるようにして、ドレンボルトを外します。
オイルが流れ出ている間、ドレンボルトとアルミワッシャーをウエスで拭いてキレイにします。
オイルがほぼ出たら、センタースタンドを支点にシーソーのように車体を揺すると、中のオイルがもう少し出てきます。
オイルを出し切ったらドレンボルトを締め込みます。アルミワッシャーはそのまま再利用です。
オイルフィルターの交換
次にオイルフィルターを交換します。
オイルフィルターカバーを開けるとオイルが結構流れ出てくるので、カバーのボルトを緩める前に、オイルが流れ出てもマフラーにかからないように養生テープでガードします。
オイルフィルターカバーは5mmの六角レンチで開けます。
フィルターカバーを開けるとこんな感じにオイルが流れます。
中のオイルをペーパータオルで拭き取り、Oリングとオイルフィルターを組み込みます。
交換用オイルを入れる
今回はエーゼット社のオイル(10W-40)を使ってみることにしました。
100%化学合成油なのに4リットルで2,503円(Amazon)と激安です。
Amazonでの評価も悪くないので今回使ってみることにしました。4リットルなので2回分です。
オイルをダイソーで買ってきた軽量カップに入れます。まずは500ml。
SR側のオイル口には500mlのペットボトルをカットしたものをジョウゴ代わりに使います。
まずは2リットル入れてみます。
SR400のオイル量は、
・オイルフィルター交換有り:2.1リットル
と、オイルフィルターの有無で若干オイル量が変わります。
オイル量のチェック
2リットル入れた時点で、オイルキャップ兼オイルゲージでオイル量を計ります。
オイルレベルが「Full」の上になって一瞬「入れすぎたか?」と思いましたが、オイルがまだエンジンに回っていないので多めに見えるんですね。
一度エンジンを始動させて、オイルをエンジン内部に行き渡らせます。
1~2分アイドリングしたらエンジンを止め、再度オイルゲージでオイルレベルを計ると「Empty」のやや上ぐらいを示していました。
そこでオイルをもう100ml追加します。
今度はEmptyとFullの間ぐらいを示すようになったので、オイル量はこれでOK。
SR400オイル交換まとめ
・ドレンボルトから勢いよくオイルが出るので、周囲を養生しておくとオイル汚れが少なくなる。
・オイル量は入れたばかりでは多めに見えるので、一度エンジンを動かしてオイルを行き渡らせてからオイル量を計ること。
新しいオイルに変えてもフィーリング自体は変わった感じがしませんが、ギヤの入り方が明らかに変わりました。
特にシフトダウン時にギヤが下がらない症状が改善されて、シフトアップ/ダウンのストレスが全く無くなりました。
この症状は単なるオイル劣化によるものなのか、オイル素材によるものなのかわかりませんが、少し使ってみて評価してみたいと思います。
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