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初心者でも安全に雪道を運転できる6つのポイント 雪道を走るにはコツがあります

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僕は雪国出身のせいか、北国の良さはやっぱり冬が一番じゃないかって思うんですよ。

夏の北海道も爽やかで気持ちいいんですけど、でも個人的には冬の寒いときに食べる味噌ラーメンやジンギスカン、ホクホクに焼けたホッケと熱燗にはかないません。(笑

それはともかく「冬に北国に旅行に行っても、雪道が怖いからなぁ」ってよく耳にします。

ツルツル滑りそうだしアスファルトの上を運転するのとは全然違うので、雪道を運転したことが無い人は恐怖心のほうが大きいと思います。

確かに雪道は滑りやすいのですが、かと言って不用意に恐れる必要は全くありません。

今回は雪道を運転したことがないドライバーのために、雪道を安全に運転するコツについて紹介します。

雪は確かに滑るけど、そんなに恐れる必要はない

雪は確かに滑りやすいし運転に神経を使いますが、でも北国では免許取り立ての高校生も車庫入れが苦手な奥さんも、みんな冬でも運転しています。

そりゃそうですよね、雪が降ったから会社に行けないとか買い物に行けなくなったら生活できませんから、なんだかんだ文句言いながら普通に運転しています。

雪道に慣れるのに1ヶ月も2ヶ月もかかりません。

運転のコツというか気をつけるポイントを知っておくとすぐに慣れると思います。

雪道を運転するときのコツ

自分の車で雪国に行こうとしている人は自分でいろいろ調べると思うので、ここでは雪国でレンタカーを借りることを前提に説明していきます。

1.スタッフにその土地ならではの注意点を聞いておく

雪国と言っても山陰地方と北海道では気候条件が違いますし、また単に北海道と言っても日本海側に近い札幌と太平洋側の苫小牧や釧路では降雪量が全く違います。(一般的に太平洋側は降雪量が少ない)

降雪のある地方だと、レンタルの際に渡されるチラシに雪道を走行するときの注意点が書かれているものですが、それ以外にもその土地ならではの注意ポイントについてレンタカー屋さんのスタッフに教えてもらうのがベストです。

営業所のスタッフはほとんど地元の人ですし、現に雪道を車で通勤していますからその土地の走り方を熟知しています。

例えば、

・○○スキー場の入り口はスタッドレスタイヤでも登れないときがあるので、手前の○○でチェーンを装着したほうがいいですよ。
・☓☓大橋は一見雪が無いように見えるけどいつも凍結しているので制限速度よりもスピード落として通行してください

といった感じに具体的に注意ポイントを教えてくれます。

2.スタッドレスタイヤを過信しない

初めて雪道を運転する人は、どのくらいブレーキを強くかけると滑るのか?が体感的にわからないと思います。

そもそも、スタッドレスタイヤって雪質によってはあまり効かなかったりしますし、タイヤメーカーによって性能に差があったり、摩耗が進んでいるスタッドレスだとグリップが甘かったりします。

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そういうときは、レンタカーを借りて出発する前にブレーキをかけてどのくらいで滑るのか試してみるといいです。

具体的には、時速10kmぐらいで走っているときにブレーキを強くかけてみます。

晴れているときのアスファルトであればタイヤもロックせずにキュっと止まれるのが、雪道だと「ガガガガ」と言いながら止まるのを体感できると思います。

これはブレーキをかけたとき、雪で摩擦力を失ったタイヤが滑り出すとABS(アンチロックブレーキシステム)が作動して、タイヤがロック→ブレーキを解放→タイヤが回り出す→ブレーキ作動→タイヤがロック…を短時間で繰り返すために「ガガガガ…」という制動音になるんですね。

ただしブレーキ動作を試すときは、

・前後、周囲に車がいないことを確認する。
・ハンドルをまっすぐにしていること。

を確認して十分な安全を確保してから行うようにしましょう。

ハンドル切ったままブレーキ踏むとスリップして事故につながります。

3.車間は長めに取る

渋滞が多い都心部だと車間距離を短めにとって走る人が多いですが、同じ感覚で雪道を走ると追突する危険性が増大します。

普段、煽っているつもりはないけど車間距離を取らずに前の車にぴったりくっつくように走る人は特に要注意です。

車間距離はいつもの2倍ぐらい見ておきましょう。

2~30分も走ると交通の流れを妨げず走るにはどのくらい車間を取ればいいか、感覚が掴めると思います。

4.カーブ、交差点を曲がりながらブレーキを掛けない

アルファルトの上だったらタイヤがグリップしてくれるので、曲がっている最中にブレーキを掛けてもさほど問題になりませんが、雪道では曲がっている最中(ハンドルを切っている最中)にブレーキをかけると、タイヤのグリップが慣性の法則に負けてスリップしてしまいます。

交差点通過中に人が飛び出してきたなどやむを得ないときのブレーキは仕方ありませんが、基本はカーブ内ではブレーキを掛けなくてもいいようにカーブの手前(直線部)で十分速度を落としてから進入するようにします。

同様に、ハンドルを切っている状態でアクセルをラフに踏む(急発進)と、慣性の法則で後輪が外側にスリップしてしまうので要注意です。

5.操作はなんでも早めに

普通のアスファルト路であれば、多少ブレーキ操作が遅れてもブレーキを強めにかければ十分に止まれますが、雪道だと滑って止まれないことがよくあります。

運転がせっかちな人、例えば青信号でフル加速して次の信号で強めのブレーキングで止まるといった、常に先を急ぐ運転をしている人は追突する危険性が高いです。

雪道ではブレーキは止まる直前にかけるのではなく、事前にエンジンブレーキで十分に減速していつもより早めにブレーキをかけるのがポイントです。

信号も自分の進行方向の信号だけを見るのではなく歩行者信号にも気を配るようにします。

例えば、進行方向の信号が青信号でも、歩行者用信号が点滅していれば「もうすぐ黄信号にかわるかな?」と予測することができますし、直前で急ブレーキを掛けなければならない事態を避けられます。

6.とにかくすべての操作をソフトに

雪道では、とにかく全ての操作をソフトに行うように心がけましょう。

・アクセルをラフに操作しない。 →スリップする
・ハンドルを急に切らない。 → 急に切っても曲がらない
・急ブレーキを掛けない → 止まらない

「ソフトな操作」とは急発進、急ハンドル、急ブレーキと、”急”のつく操作をしないこと、ですね。

まとめ

雪道を安全に運転するポイントは、

・車間距離を多めにとる
・早めのブレーキングを心がける。
・ラフな操作はしない(ソフトに運転する)

です。

いろいろと注意点を書きましたが、最近はスタッドレスタイヤの性能も上がりましたし、ABSはほぼ全車に標準装備されるようになったので、慎重に運転すれば雪道はそんなに恐れるものではありません。

雪道を運転できるようになると観光地での行動範囲が広がりますし雪国の魅力をより深く堪能できるので、ぜひチャレンジしてみてください!
 

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