※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

子供の自転車事故は自動車保険の特約でカバーする!リーズナブルで範囲も広いよ

この記事は約5分で読めます。

子供が自転車に乗り始めると、転んで頭を打つといけないからヘルメット被せなきゃ!とか、交差点では絶対止まって右左を2回確認してから渡ること!とか、我が子の安全を第一に考えてしまいますよね。

自転車に乗って元気よく友達と遊びに行くようになると、こういった心配が出るのは当然だと思います。

しかし我が子を心配する余り、子供が乗る自転車が他人に損害を与えてしまう可能性までは気が回らなかったりします。

特に男の子は、いくら口を酸っぱく注意しても友達と遊びに夢中になると、ついつい調子にのってしまうことが少なくないので、僕は子供の自転車事故もカバーする保険は必須だと思っています。

自転車の保険は、わざわざ専用保険に加入しなくても現在契約中の自動車保険に特約を付加するだけで家族の自転車事故もカバーすることができるって知ってました?

今回は、自動車保険の特約である「個人賠償責任特約」について解説します。

過去にあった小学生の自転車による過失責任事件

2008年9月に神戸市の坂道で、当時小学5年生(11歳)の少年が乗るマウンテンバイクが坂を下っていたときに、知人と散歩していた女性に衝突。女性は一命を取り留めたものの、頭を強打して意識不明の重体となってしまいました。

被害者側は、少年は坂を高速で下るなど交通ルールを逸脱しており、少年の母親に監督義務があるとして計1億590万円の損害賠償の訴えを起します。一方、少年の母親側は、少年にはハンドル操作や夜間の灯火、ヘルメットの着用など適切な指導をしていたとして過失相殺を主張します。

裁判では、少年が20~30km/hで坂を下っており事故は少年の前方不注意が原因であると認定、更に事故当時はヘルメットを被っていなかったことから母親の指導が功を奏していなかったことなどが指摘され、少年の母親に計9,500万円の賠償を命じられました。(少年側が上告し、現在は控訴審)

当時は「小学生の自転車事故にそんな高額な賠償が?」と話題になりましたが、被害者にしてみれば道を歩いていただけなのに自転車に追突されて寝たきりになってしまったのですから、損害賠償を請求するのは致し方ありません。

またこの時期にはスポーツ用自転車が流行りだしたことも相まって、自転車事故による高額な損害賠償の判決が相次ぎました。

自動車保険の個人賠償責任特約とは?

自動車保険は単に契約者が運転中の事故を補償するだけでなく、いろんな特約を付けることで補償の幅を広げることができます。

その中の一つが「個人賠償責任特約」というもので、契約者本人だけでなくその家族が他人の物を壊したりケガをさせてしまったときなど、日常の生活で他人に損害を与えてしまったときに支払われる保険特約なんです。

上に挙げた神戸市の自転車事故の場合でも、この個人賠償責任特約を付帯していれば損害賠償についても自動車保険でカバーすることができたのです。

補償金額1億円を目安に

個人賠償責任特約を付ける場合は、補償金額1億円程度のものに加入しておくと、多額の損害賠償請求もカバーできるので安心です。

またできれば示談交渉サービスも付帯しておくとより安心です。

示談交渉は相手が弁護士を立ててくると素人では歯が立ちません。しかも自分の子供が加害者であると平静に相手と交渉するのは難しいです。

例えば、損保ジャパン日本興亜の「THE クルマの保険」の個人賠償責任特約は、

・国内で発生した事故:無制限、示談交渉サービスあり
・国外で発生した事故:1億円、示談交渉サービスなし

となっているので安心です。

自転車以外の賠償にも使える

この個人賠償責任特約は自転車の事故だけでなく、日常生活で起こりうる個人の損害賠償責任について補償されます。

例えば、

・子供がデパートで高額な商品を壊してしまった
・飼い犬が散歩中に人を噛んでしまった
・ゴルフ中に打ったボールが他人に当たってケガをさせてしまった

といった場合にも適用されます。

同居している親族はもちろん、別居している未婚の子供も対象

この個人賠償責任特約が適用される範囲は、保険会社によって若干違いはありますが、

1.自動車保険の被契約者(本人)
2.被契約者の配偶者(※)
3.被契約者の同居親族
4.被契約者または2の別居の未婚の子

という範囲がほとんどです。

加入するだけで別居している子供までカバーされるのはスゴイですね。

(※)は内縁の人も含まれます。(損保ジャパン日本興亜の場合)

掛け金はプラス2千円程度

コンビニで販売されている自転車専用保険は約4,000円/年程度で、補償適用の範囲を家族全員にすると掛け金は8,000円/年以上にもなります。

一方、自動車保険の個人賠償責任特約であれば、補償上限が1億円で年間2000円程度の掛け金です。(大体どこの保険会社でも同程度の金額です)

月額200円程度の掛け金をプラスすることで冒頭に書いたような自転車事故の損害を補償できるのですから、加入しない理由はありませんね。

個人賠償責任特約のまとめ

・子供の自転車が他人に及ぼす事故に対する補償は必要
・現在加入中の自動車保険に個人賠償責任特約を付けると安上がり
・補償金額は1億円程度のものでも年額2000円程度の保険料アップですむ
・示談交渉サービスがあると安心。

細かい補償内容、補償範囲、適用親族、掛け金は保険会社によって異なりますので、まずは自分が加入している保険会社に問い合わせしてみましょう。

「個人賠償責任特約を付けたいのですが」と言えば親切に対応してくれます。

ウチは僕が通勤でクロスバイクに、妻が通勤、買い物で、子供は通学と遊びで自転車を使うので、家族4人がこの個人賠償責任特約でカバーできるのはありがたいです。

この特約を付けても、自動車保険の掛け金は20,000円/年(20等級、車両保険無し)程度です。

無料の自動車保険一括見積もりサービス

コメント

タイトルとURLをコピーしました