前回のその1では、引っかき傷をキレイにしてタッチアップペンで塗装するところまでをやりました。
一週間乾燥させるので翌週に研磨をやろうと思ったのですが、梅雨の晴れ間でバイクに乗りたかったのでつい先延ばしにしてしまいました。
まぁ、その分しっかり乾燥させたということで(笑)、今回は研磨工程に入ります。
タッチアップしたところを削る
前回タッチアップペンで塗装してから3週間経過しました。
塗装したところはしっかり乾燥していますが、マスキングテープとの境目がくっきりと段差が出ています。
今回はこの段差を面一まで削っていきます。
前準備をする
今回使うのは、耐水ペーパー#1000です。
ホームセンターで100円/枚程度で入手できます。
タッチアップした部分の両サイドを幅広のマスキングテープで挟むようにします。
耐水ペーパーは水を付けて研ぐので、エンジン部分に研ぎ汁がかからないようにマスカーで覆います。
マスカーはエンジンが冷え切っているときに使ってください。エンジンに熱があるとビニールがドロドロに溶けて大惨事を招きます。
このマスカーもホームセンターの塗料コーナーで300円/個程度で入手できます。
今回の補修で難しいのが、引っかき傷が直線ではないところ。
曲がりに合わせてマスキングテープを貼ると、どうしてもカーブのところでシワがでてしまいます。
しかも傷がタンクのデザインラインを跨いでいるので、耐水ペーパーがラインにかからないよう別途マスキングする必要があります。
#1000の耐水ペーパーで水研ぎする
バケツに水を用意して、1000番の耐水ペーパーで水研ぎします。
耐水ペーパーは適当な大きさに切り、ウレタン製の研磨ブロックに巻いて使用します。
なぜ研磨ブロックを使うかと言うと、手で研磨すると耐水ペーパーが塗装の盛り上がったところにも、元の塗装部も同じように当たってしまうんですね。
ここでやりたいことは、盛り上がった塗装部を面一まで削りたいのであって、それまでは元の塗装部は削りたくないのです。
研磨ブロックを使えば、耐水ペーパーは盛り上がった塗装部にしか当たらないので、効率よく作業ができるわけです。
ペーパーに水を付けてこんな感じに研いでいきます。
時々、タオルで研磨面をふいて、削り具合を確かめながら研磨していきます。
削り具合を確かめる
ソフト99の補修動画(前の記事”その1“参照)では、タッチアップした塗膜はマスキングテープの厚さまで削ったらOKとしていますが、黒ボディでは光の具合によっては塗装した部分がハッキリと見えてしまいます。
そのため、濃色系のボディは元の塗装面と面一になるまで研磨する必要があります。
僕は研磨していくうちにマスキングテープまで削れてきたので、途中でテープを張り替えながら研磨の影響を最小に押さえながら面一まで水研ぎしていきました。
面一まで研いだ状態です。
白っぽくなっているところが#1000の研磨キズです。
元の引っかき傷のところに塗料が埋まって面一になっているのがわかりますでしょうか。
シルバーライン際のところはもっと研磨したかったのですが、これ以上やるとラインまで削れてしまいそうなのでこのくらいにしておきました。
磨き傷が付いているので曇って見えますが、まずまずの仕上がりです。
#1000→#2000で磨く
ここまでできれば、あとは#2000で#1000の磨き傷を落とし、コンパウンドを粗目→細目→極細目と磨いていくだけです。
…が、#2000番が手元にありません(泣
まだ残っていたと思っていたら使い果たしていました。
このままコンパウンドで磨いても#1000の磨き傷は落ちないので、研磨仕上げ工程は次回に持越しです。残念。
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