2024年2月1日より警視庁管内において、運転免許の更新手続きや講習に関して事前予約制度が導入されました。
東京都では、年間約200万人が免許更新を行います。
それらの人数を府中、鮫洲、江東にある運転免許試験場や、神田、新宿、滝野川、八王子の免許センターで捌いていましたが、特に都心の免許センターの混雑緩和のために予約制を導入したとのことです。
僕はいつもは府中に行くのですが、確かに日曜の更新は朝から激混みですよね。
事前予約はWebか電話
2/1以降は、更新案内ハガキに「予約用ID」が記載されているので、予約用Webサイトでの予約、もしくは自動音声ダイヤルによる電話予約の2通りがあります。
上記サイトから、予約用IDと講習区分を入れ、予約可能な日時から希望する日時を選択するだけです。
最後にQRコードが発行されるので、その画面のスクリーンショットを保存して、当日予約した試験場でそれを提示することで更新手続きに進むことができます。
予約サイトは免許更新だけではなくて、学科試験の予約も出来るようになっています。
というか、学科試験は以前からWeb予約になっていて、そのシステムに免許更新が加えられた、という感じですね。
70歳以上は予約不要
予約サイトを見て気づいたのですが、手続きのボタンが「免許更新(70歳未満)」と書いてあります。
なぜ70歳未満なのかと思ったら、70歳以上は高齢者講習が必須で、70歳以上の方が免許更新に来るときは高齢者講習を修了していなければならず、免許センターで改めて講習を受ける必要がないので予約不要(いつでもOK)ということなんですね。
免許更新でも予約が不要な人
免許更新でも下記に該当する方は予約不要です。
詳しくは警視庁の下記サイトに掲載してあります。
免許更新以外の人も予約不要
例えば、国外運転免許証の申請や、紛失による再発行などは予約不要で、免許センターに直接行って構いません。
予約制は講習人員を適正化したいから
免許センターって、府中あたりだと平日はガラガラで、日曜日が激混みというイメージがあります。
日曜日は職員の方も必死に捌こうと、空いている教室をフル回転で講習を行っていますが、どうしても日曜午後に来場すると時間的に講習を受けられない人も出てくるので、リソース的に厳しいのでしょう。
意外と知らない人が多いのですが、講習区分によって免許更新の受付終了時間が異なります。
「遅く起きちゃったから、午後にでも行こうかな」なんて14時過ぎぐらいに行ったら受け付けてもらえなかった、ハガキをよく見たら違反運転者講習だった、なんて話もよく聞きます。
事前予約制にすれば、警察としては講習を受ける人数を事前に把握できて更新業務を効率化できるのと、利用者側としては講習区分による受付終了時間の勘違い等も無くなりますから、お互いにメリットありますね。
個人的には、免許更新はあまり面倒臭いと思ったことがありません。
更新の待ち時間の間に技能試験を眺めていたり、地下の食堂で食べるチープなラーメン(失礼)が久しぶりで美味しかったり、混んでなかったら献血したりと、結構楽しんでいます。
まぁ平日休みが取れるからできることなんですが。
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