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カーシェアリングがあれば車はいらない!?車を所有する/しないでコストを比較してみる

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一家に一台車があれば便利なことは確かなのですが、中にはウチはそんなに車使わないんだけど…という家庭も少なくありません。

また子育て世代で将来進学にかかる費用や老後のために貯蓄をしたい、という人も多いのではないでしょうか。

そういうときは無理に車を所有しなくても、カーシェアリングでコストを抑える方法があります。

そこで今回はそんな「車は必要なときにあればいい」という人向けに、購入/レンタル/カーシェアを判断するポイントと、安価にカーシェアリングを利用する方法について紹介します。

車は意外と金食い虫

車は単に購入時のお金以外にも、駐車場代、税金、任意保険、車検費用、ガソリン代など、月々のランニングコストが意外とバカになりません。

車を所有するには一体いくらぐらいかかるのか、まずは車にかかる費用について整理してみましょう。

車両購入費用

初期費用で一番大きい部分です。

例えば、150万円のコンパクトカーを所有すると仮定しましょう。

頭金50万用意して、残金100万をカーローンを利用するとします。今だと年利3~5パーセントぐらいでしょうか。仮に年利5%として計算してみますね。

3年で返済するとして、100万 × 0.05 × 3年 = 15万円(金利)

総支払額 100万(元金)+15万(金利) = 115万円です。

3年間均等に返済するとすれば、115万 ÷ 36ヶ月 = 31,944円/月の支払いになります。

毎月3万円はちょっと重いですね。月の支払額を抑えるためにボーナス月に5万円上乗せして返済するとすれば、

115万-(5万×6回) = 85万

85万 ÷ 36ヶ月 = 23,611円/月になります。

年収にもよりますが、住宅ローンも抱えているのであれば、月額支払い2万円ぐらいまでが現実的ではないでしょうか。

駐車場代

住んでいる地域によりますが、駐車場を借りるとすると都市部だと1.5万~2万円前後、郊外だと8千円~1.5万円前後はかかります。

分譲マンションの場合でも駐車場の管理・維持のために月額利用料を徴収するところが多いです。

周辺の駐車場相場よりは安いですが、それでも4~5千円から1万円程度はかかります。

もちろん自宅に駐車スペースがある人は不要ですね。

自動車税

年1回、4月1日時点での所有者に対して自動車税が徴収されます。(車検時に徴収される自動車重量税とは別です)

自動車税は排気量別に課税額が異なります。(乗用車の場合)

以下は東京都主税局の税率表ですが、自動車税は全国どこでも同じ金額です。

>>東京都主税局 税率表

一般的な1.5リッター未満のコンパクトカーの税額は34,500円/年です。結構高いですよね。。。

任意保険

任意保険は車両保険を付けるか付けないかで保険料が大きく変わります

とりあえずここでは最低限必要な保障だけを付けるものとします。

・対人・対物:無制限
・人身傷害:3,000万
・ノンフリート等級:20等級
・車両保険無し
・30歳以下不担保

この条件であれば、大体どこの損保でも保険料が2~3万円/年前後に抑えられます。

車検

車検は主に法定費用と検査料(印紙代)と車検を受けるための整備点検費用の3つがあります。

法定費用

法定費用には自動車重量税、自賠責保険料、印紙代の3つがあります。

(1)自動車重量税

コンパクトカーは車重が1.5トン以下なので、12,300円/年。車検時には2年分の24,600円必要です。

ただし車種によってはエコカー減税が適用されるので、所有している車が燃費基準を達成していれば、その達成度合いにより25%/50%/75%の減免を受けられます。

(2)自賠責保険

自賠責保険料は乗用車であれば5ナンバー、3ナンバー問わず一律です。

24ヵ月で25,840円。1年あたり12,920円かかります。

(3)検査料(印紙代)

コンパクトカー(小型自動車)の場合は1,100円です。

検査料の支払いは収入印紙を購入して書類に貼付するので、多くの民間車検場では「印紙代」と呼んでいます。

これも1年あたりのコストにならすと550円/年。

車検整備費用(24カ月点検)

24ヵ月点検にかかる費用で、この費用は業者によって差がでる部分です。

自分でやれば0円です。(いわゆるユーザ車検)

ディーラーなどではしっかりと点検・整備するため3~4万円(+部品代)ぐらいしますし、一方で格安車検業者だと車検を通す最低限の点検・整備を行って車検代行までやって9,800円~というところもあります。

ひとまずここでは、一般的な24ヵ月点検整備費用を2万円と見ておきます。

ガソリン代

車に乗る頻度で変わる部分です。

通勤込みで月に1000km走るのであれば、燃費が15km/L、ガソリンが130円/Lと仮定すると

1000km ÷ 15km/L = 67L(月あたりのガソリン消費量)

67L x 130円/L = 8,710円が月当たりガソリンにかかる費用です。

ざっくり月当たりのランニングコストは?

自動車を所有するのに必要な費用を月割りにしてみます。

車両代(ローン月額)32,000
駐車場15,000
任意保険(月割)1,700
自動車税(月割)2,875
車検費用(月割)2,981
ガソリン(月額)8,710
合計63,226

表ではボーナス月の支払いも含めて月額均等にしているので、通常の月はもう少し安くなりますが、それでもこうしてみると駐車場代がかさむのがよくわかります。

駐車場を借りてまで自動車を保有することとが自分/家庭にとってどれだけ意義のあることなのか?をよく考える必要がありそうです。

車を買ったほうがいいのか、借りたほうがいいのかを考えよう

車を買った方がいいのか、借りたほうがいいのかを考えるにあたって、ポイントが3つあります。

車を使う頻度はどのくらいか?

車が無いと通勤がままならないような人は購入するしかありませんね。

また通勤以外でも、小さい子供の送迎や祖父母の通院の送迎で使うなど、毎日使うような場合も購入したほうが便利です。

週に1~2回程度の買い物や外出で車を使う、と言う人は車が稼働している期間が少ないですから、車を所有すべきかどうか検討の余地があります。

住んでいる場所は?

公共交通機関が不便な地域であれば自動車を所有したほうがいいです。というか所有しないと生活が成り立たないですよね。

都心部に住んで、電車・バスなどの公共交通機関の恩恵を受けられる地域に住んでいる場合は、自動車を所有すべきかどうか、コストとニーズのバランスをよく考えたほうがいいでしょう。

場合によっては車通勤をスクーター通勤に替えることでランニングコストを下げる、という方法もあります。

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確かに自動車はあったほうが便利なのは間違いありませんが、実は見直してみると所有しなくてもレンタルやカーシェアで十分な場合が少なくありません。

道具としての車より、趣味として車が好きなのか?

通勤や買い物、送迎などで車が必要だ、という以前に「車を運転するのが好きだ」「メカをいじるのが好きだ」「所有していることに喜びを感じる」という人は、購入一択でしょう。レンタル/カーシェアはあり得ませんね。

僕も車やバイクが好きなのでよくわかりますが、この「車両を所有している喜び」は日々の生活のハリになりますし、言い過ぎかもしれませんが人生を豊かにしてくれるものです。

音楽好きな人は楽器を借りるよりも自分で所有するほうが嬉しいですよね。その感覚に近いかもしれません。

また、通勤時の車内で好きなアーティストの曲で一人カラオケするのが何よりも楽しみ!という人もいるでしょう。

そういう人にとっては、車を所有することは生きる楽しみの一つですから、単にコストで割り切れないところがあります。

必要なときに必要な車を借りる

車を使う頻度がそれほど多くなく、単に道具としての車があればいいという人は、必要なときに都度レンタルしたがほうが車にかかる費用を大幅に減らすことができます。

最近、都市部で増えているのがコインパーキングに併設する形のカーシェアリング。

タイムズやカレコが有名ですね。

会員登録すれば、スマホで予約から乗りだしまで全てできるので、レンタカーのような煩わしさはありません。

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