バイクカバーが破れてきたので、平山産業の防水透湿バイクカバーの一番安いところを探していたところ、今まで購入していたAmazonや楽天よりもMonotaRO(モノタロウ)が一番安かったので今回はこちらで購入しました。
モノタロウは「事業者向けの資材通販」がメインではあるものの、自動車/バイク用の部品・グッズもかなり充実しているので、整備やカスタムをDIYでやっている人にとってはかなり使えるサイトだと思います。
今回は、そんなモノタロウを使ってみた感想を書いてみたいと思います。
MonotaRO(モノタロウ)とは?
MonotaROとは、事業者向けの工業用間接資材の通販会社で、機械部品から建築資材、農業資材に厨房機器まで何でも扱っているネットの資材販売です。
卸売りのようにまとめ買いもできますし、小口での販売にも対応しているので、法人利用でも個人事業者でも利用できます。
以前から名前だけは知っていましたが、最近はバイクの部品などを検索するとその後のパーソナル広告にモノタロウがよく表示されるので、なんとなく「最近よく見かけるな~」と思っていました。
以前までは工業用資材に特化していたイメージが強かったですが、最近では農業資材や医療・介護用品、厨房機器から科学実験設備まで広げ、さながら巨大な「ネットホームセンター」の様相です。
モノタロウのスゴイところ
で、今回はバイクカバーを購入しただけですが、改めてモノタロウのサイトを見てみると、商品の充実ぶりに驚かされます。
工業資材はアマゾンよりも充実している
アマゾンでも工業資材を販売していますが、アマゾン本体扱っている点数はそんなに多くなく、ほとんどがマーケットプレイスからの出品です。
それでも、アマゾン、マーケットプレイス合わせてもモノタロウの品揃えにはかないません。
モノタロウの扱っているカテゴリをざっと挙げると、
・物流・梱包用品/安全用品・標識
・オフィス・テープ・清掃用品
・切削工具・研磨剤
・測定・測量用品
・作業工具/電動・空圧工具
・スプレー・オイル・グリス・塗料/接着・補修/溶接
・空圧機器/油圧機器/ホース
・ベアリング/機械部品/キャスター
・電気材料/制御機器/はんだ・静電気対策用品
・建築金物・建材・塗装内装用品
・空調・電設/ポンプ/配管・水廻り設備用品
・ねじ・ボルト・釘・ビス/素材
・自動車・トラック用品
・バイク・自転車用品
・科学研究・開発用品/クリーンルーム用品
・厨房機器・キッチン/店舗用品
・農業資材・園芸用品
・医療・介護用品
と、カテゴリだけでも19カテゴリもあります(!)
しかもスゴイのは、これらのカテゴリそれぞれに数百ページのカタログが用意されていること。
なんと会員登録すればカタログ8冊まで無料でもらえるんです。
9冊目からは有料(500円/冊)になりますが、そもそも紙のカタログ内容と同じものがデジタルカタログとしてPDF化されていますので、手元に紙のカタログが無くて困ることはありません。
恐らく紙ベースのカタログを作っているのは、会社のオジサン/オバサン向けとして事務所に常備してもらうためでしょうね。
車用品・バイク用品が充実している
バイクカバーが到着したその翌日にモノタロウのカタログが届きました。
最初はてっきり、ベルメゾンの通販カタログでも届いたのかな~?なんて思っていたら、よく見るとそれはモノタロウの「バイク・自転車用品編」のカタログでした。
思わず二度見しましたよ。「バイク・自転車用品だけのカタログ!?」
しかも中を見てみると品揃えも豊富で、バイク用品店の店頭販売での在庫数をはるかに凌駕していますし、プロ用の工具も入れるとWebikeよりも多いです。
さすがにメーカー純正部品は扱っていませんが、それ以外のサードパーティ製の部品・工具などはかなり充実しています。
そうなると自動車関連も気になるので「自動車・トラック用品」のデジタルカタログを見てみると、こちらも品揃えで言えばカー用品店の店頭での品揃え数を軽く越えていました。
欲しい商品があって探すのであればデジタルカタログのほうが検索しやすいですが、どんなモノがあるのか眺めるのであれば、紙のカタログのほうが見てて楽しいです。
ちなみに自転車用品もかなり充実しています。
ママチャリ用部品からスポーツ自転車用の部品まで、おそらくここで揃わない自転車部品は無いのではないか?と思わせるぐらいの品揃えです。
法人・自営業者は掛払い可
普通はネット通販の場合は現金取引が原則です。クレジットカードはカード会社が立替えてくれるので、通販会社側からみれば現金と同じです。
ですがモノタロウは法人、個人事業主向けの販売サイトでは、現金/クレジットカードの他に、掛払いを選択することも可能です。
掛払いは「月末締め翌月10日払い」とか「月末締めの翌々月15日」といった支払いサイトを選択することができるので、資金繰りに合わせた支払いができるのは法人や自営業者にとっては便利でしょう。都度支払いするよりは、自社の入金スケジュールに合わせてまとめて支払いしたほうが楽ですからね。
ただし、締払いを利用するには固定電話の電話番号の登録が必要です。(携帯電話の番号では現金orクレカのみ)
同業他社との違い
ネット通販に特価している同業他社と比較してみます。
オフィス用品系
オフィス用品のネット通販競合は、アスクル、たのめーる、カウネットですが、モノタロウもオフィス用品については一通り揃えてあります。
オフィス用品の取扱点数でいえばアスクル、たのめーる、カウネットに軍配があがりますが、モノタロウでも10万点以上の品揃えですから、実質困ることはありません。
面白いのは、モノタロウは工業資材に強いだけあってウェス(ボロ布)の品揃えが先の3社よりも豊富な上に安いです。
電子部品商社系
RSコンポーネンツ、DigiKeyと言った電子部品のネット商社は、半導体チップを1個から買えるために、電機メーカーやベンチャー企業の試作開発によく使われています。
モノタロウも電子部品を扱ってはいるものの、マイコンや半導体ICまでは扱っていないため、電子部品の場合はこういった専門商社のほうに分があります。
ホームセンター系
カインズやコーナン、島忠ホームズなどの実店舗を持つホームセンターはネット店舗も展開しているところが多いですが、品揃えの専門性で言えばモノタロウに軍配が上がります。
というのも、実店舗で展開しているホームセンターはどうしてもターゲットユーザーがファミリー向けなため、業販専門の卸業者に比べると工業資材や専門工具の品揃えは甘くなってしまいます。
一方モノタロウでは旋盤やフライス盤で使う”バイト”(切削工具)も取り扱っており、工業機械用工具の守備範囲が広いです。(さすがに旋盤のネジ切りバイトを置いているホームセンターはまずありません)
アマゾン、楽天、Yahoo!ショッピング
アマゾンとは一部取り扱い商品はかぶりますが、やはり専門性ではモノタロウにかないません。
それに工業用資材の販売はマーケットプレイスがほとんどのため送料がかかりますし、その送料もお店によって違います。
楽天全体で見れば、モノタロウで取り扱っている商品はほぼ楽天内でも見つかるものの、欲しい商品が複数あるとお店毎によって送料がかかったり発送方法が異なったり、とワンストップで購入できない不便さがあります。
ちなみに個人利用者向けモノタロウはYahoo!ショッピング内にあります。
モノタロウの注意点
と、ここまでベタ褒めだったモノタロウですが、いくつか注意する点があります。
全てが安いわけではない
商品によってはホームセンターやカー用品店、バイク用品店のほうが安い商品があったりします。
全般的にはホームセンターや用品店よりも安いですが、用品店がセールになるとモノタロウより安くなるケースがあります。
今回僕が購入した平山産業の透湿防水バイクカバー(L)は、以前はアマゾンのほうが安かったのですが、最近はアマゾン、楽天ともに14,000円台だったので、12,900円で販売していたモノタロウから購入しました。(最安値)
全てを細かく見たわけではありませんが、タイヤなどはそこまで安くはないようです。
ただ、法人や個人事業主として利用するのであれば、数百円の差よりも掛け払いで決済できる点のほうがメリットが大きいのではないでしょうか。
モノタロウのまとめ
・品揃えがカー用品店、バイク用品店よりも多い
・カスタム・整備をDIYでやっている人には便利
正直、今回利用するまではモノタロウは「工業用資材」がメインで、その派生で工具などを多少取り扱っている商社だと思っていました。
しかし改めてサイトを訪れてみると、カテゴリの広さといい商品の品ぞろえといい大型ホームセンターを遥かに凌ぐぐらいの圧倒的な商品点数です。
確かに大型ホームセンターの店舗で広い店内を歩き回りながら商品をあれこれ見るのは、それはそれで楽しいのですが、一方でそういった大型ホームセンターが近くに無い方には、自宅にいながら大型ホームセンターで買い物をしている気分を味わえるモノタロウはオススメです。
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