ニュージーランドでドライブするならSIMフリースマホは必須と言っても過言ではありません。
というか、今は海外に行くならSIMフリースマホが無いと正直キツいですよね。
ドコモ、au、Softbankのキャリアスマホでも海外ローミングサービスを使えますが、なんとその料金は1日2,980円もかかります!
めっちゃ高いですよね!7日間滞在したら通信料だけで2万円ですよ。
それがプリペイドSIMであればNZ$29/1ヶ月でスマホが使えるのですから、短期滞在でも格安にスマホが使えます。
今回はニュージーランドをドライブ旅行する際に欠かせないSIMフリースマホとプリペイドSIMについて解説します。
まずSIMフリースマホの調達方法
外国人が海外で携帯電話を使うには現地のプリペイドSIMを使うのが一般的です。
でもプリペイドSIMを使うにはSIMフリースマホが必要です。SIMフリーなスマホを用意するには2つの方法があります。
SIMフリースマホを買う
すでにスマホを持っている人にはアレですが、使っているスマホが古くなってきたから買い換えようかな~と考えているなら、海外旅行のタイミングでSIMフリースマホを買ってしまうのも手です。
キャリアの高い通話プランに騙されて「スマホが実質タダで手に入れちゃった」なんて喜んでいる場合ではありません。
SIMフリー機に格安SIMを入れれば、データ通信4GB、音声通話付きで990円/月で運用できるのですから。
それに今は格安SIM市場を狙ったミドルクラスのスマホが多く投入されているので、3万円程度も出せば2世代前ぐらいのiPhoneが手に入ります。
3万円も出せないよ~、という人は中古スマホという手があります。
今は音声通話とブラウザとアプリ少々がサクサク動く1世代前の中古スマホが1万円弱で入手できます。
キャリアにSIMロック解除してもらう
ドコモ、au、ソフトバンクなどの通信キャリアで分割払いで購入したスマホは、そのキャリア以外のSIMが使えないように設定されています。
それは、加入を前提に端末(スマホ)代を割り引いているので端末だけ持って他社に移られるとキャリアにとっては損なので、他社のSIMが使えないようにロックされてるわけです。
しかしそれではキャリア間の競争が進まず料金が下がらないので、総務省からの指導によって今は各社SIMロック解除をするようになりました。
ということで、海外旅行に行くのであれば今使っているスマホのSIMロックを解除しておきましょう。
やり方はキャリアによって異なりますが、大体はネットで申し込みすると無料、ショップの店頭で申し込むと3,000円程度の手数料が取られるので注意してください。
いずれにせよ、出国してからは手続きが出来ないので、キャリアのWebサイトで確認しておきましょう。
ニュージーランドのキャリア4社
ニュージーランドの4大携帯電話会社は、大手のSpark, Vodafoneと、いわゆる格安キャリアといわれる2degreesとskinnyです。
SparkとVodafoneは日本の携帯電話会社と同じような月額プランでの契約も可能です。
2degreesは格安料金が売りですが、独自の通信網ということもあり通信がやや不安定というデメリットがあります。
skinnyは新規参入の格安キャリアです。大手キャリアであるsparkの通信網を利用するので安定した通信で広いエリアでの利用が可能です。ドコモの通信網を利用した格安キャリアIIJmioみたいな感じです。
プリペイドSIMが主流のニュージーランド
ニュージーランドでは旅行者に限らず定住者でも、プリペイドSIMカードを使ったモバイル通信に人気があります。
制限なしのテキストメッセージや一定量の通話とデータ通信がセットになったものなど、月々の定額プランよりもお得なプランがあり学生や通信料・通話料の少ない人が多く利用しています。
SIMカードの購入
Amazonで購入しておく
Amazonでオーストラリア/ニュージーランドで使えるVodafoneのSIMが売られているので、事前に日本で購入しておくのが無難です。
8日間/10日間/12日間/15日間と、滞在日数に応じたSIMが売られています。
8日間で2,280円、15日間で3,880円、しかもデータ量無制限の使い放題なので安心です。
日数限定ですが、海外でデータ容量を気にしながら行動しなくていいので、気分的に楽です。
価格もそれほど高くないですし。
現地空港で購入する(旅慣れた人向け)
sparkとVodafoneの2社は、日本からの直行便が到着するオークランド国際空港、クライストチャーチ国際空港の国際線到着ロビーに営業窓口があり、街の中心部のショップに行かなくてもSIMカードを購入することができます。
到着後すぐに携帯電話を使用したい場合は、sparkかVodafoneが便利でしょう。
空港の他では、街にあるspark shopかVodafone shop、主要なスーパーマーケットやホームセンターなどでも購入することができます。
2degreesにはNZ visitor SIMといわれる無料プリペイドSIMカードがあります。2degreesのショップや旅行者が訪れやすいレンタカー営業所やバックパッカーズなどに置いてあって無料で入手できます。
しかし英語に不慣れな人にとって英語音声の指示に従ってアクティベートするのは、少々面倒な手続きです。
英語に自信がない方や機械の操作が苦手な方は、sparkやvodafoneでトラベルパックを購入して店員に通話設定をお願いするのが最も簡単でおすすめです。
短期滞在の旅行者向けは?
ドライブで地方にまで足を伸ばす旅行者には、大手で安定しているsparkがおすすめです。
Vodafoneには通信量が多いプランがあって魅力的ではありますが、sparkは広範囲のエリアをカバーしている上に通信は安定しています。
また国内のあらゆるところにあるspark FREE WiFiスポットは、1日1GBまで無料で利用できるという大きなメリットもあります。
VodafoneにはNZ$50で3GB、3ヶ月間有効なデータ専用SIMのプランがあります。
参考までに大手キャリア2社であるsparkとVodafoneのそれぞれの旅行者用のプリペイドSIMのプランです。NZ滞在が2か月以内の旅行者が対象です。
○Spark NZ Travel Pack
プラン | NZ$99/2か月 | NZ$49/2か月 | NZ$29/1か月 |
データ容量 | 8GB | 3GB | 1GB |
メール・テキスト | ・制限なしテキストメール NZ国内 ・200テキストメール 日本へ | ・200テキストメール NZ国内 ・100テキストメール 日本へ | 200テキストメール NZ国内 100テキストメール 日本へ |
通話 | ・制限なし NZ国内通話 ・200分 日本への通話 | ・200分 NZ国内通話 ・100分 日本への通話 | ・200分 NZ国内通話 ・50分 日本への通話 |
WiFi(無線LAN) | 1GB Free WiFi/1日(無料) NZ国内1000か所以上にある、ピンク色WiFi電話ボックスかWiFiサインがあるスポットで接続可能 |
○Vodafone NZ Travel SIM
プラン | NZ$99/60日 | NZ$49/60日 | NZ$29/30日 |
データ容量 | 8GB | 3GB | 1GB |
メール・テキスト | ・制限なしテキストメール NZ国内 ・200テキストメール 日本へ | ・200テキストメール NZ国内&日本 | ・200テキストメール NZ国内&日本 |
通話 | ・制限なし NZ国内通話 ・200分 日本への通話 | ・NZ国内通話&日本 200分 | ・NZ国内通話&日本 200分 |
Vodafoneは通話プランがsparkよりも有利ですが、旅行者だとそれほど長時間日本と通話することは無いと思うので、個人的にはWiFiスポットが1GB/日使えるspark NZ Travel Packのほうが便利だと思います。
個人的には、ホテルやモーテルでWiFiスポットが使えるのであれば、1週間~10日程度の旅行でNZ$29/30日のプランで十分かな、という感じです。
僕は普段はIIJmioのデータ通信3GB/月のプランを使っていますが、自宅と会社ではWiFi、通勤中に電車で20分程度radikoでインタネットラジオを聞いて、たまにyoutube見るぐらいで月に3GB行かないぐらいです。
ですので、旅行中は主にgoogleマップで地図を見たり、観光地の情報をネットで検索するのがメインであれば1GBで間に合う感じですね。
逆にWiFiが繋がらないところではYoutubeなどのストリーミング系のコンテンツを利用しないように気をつければ、一番安いパックでも十分だと思います。
まとめ
海外ドライブではカーナビもありますが、いざというときは使い慣れたGoogleマップが便利です。
特に今のスマートフォンはグローバルモデルがほとんどなので、海外で使えないスマートフォンはまずありません。どの機種もSIMを入れ替えればすぐにその国のネットワークに接続することが可能です。
ただし、国内3大キャリア(ドコモ, au, Softbank)から購入した端末はSIMロックがかかっているので、そのままでは海外のプリペイドSIMを使うことができません。渡航前にSIMロック解除するのを忘れずに。
今は海外で出会った地元に人や外国人観光客とSNSを通じて友人になることが少なくありません。
Facebookのアカウント持ってる?とかインスタに写真上げとくから相互フォローしようよ!なんて言われるのが本当に多いので、スマホ環境は必須ですね。
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