前回バッテリー交換してから早4年、車検のときに「バッテリー替えたほうがいいですよ~」と言われながらも、充電器で満充電しながら使ってきました。
ところがこの寒い冬を超えた頃からエンジンの始動にもたつくようになってきました。
以前は「キュキュキュ、ブルン」って感じだったのが、最近では「キュキュキュキュキュ…ブルン」という感じ。
GWにお出かけする予定もあるので、バッテリーを交換してみることにしました。
バッテリーを買う
もちろんお金を節約するためにバッテリーは今回もネットで買います。
前回購入したバッテリーはPanasonic CAOS liteの44B19Lというタイプ。これでも標準バッテリー(38B19L)に比べると容量が1ランク上のタイプです。
今回も同様のバッテリーを探したところ、どうもこのCAOS Liteの44B19Lは廃盤になった模様。
同じ外形寸法で容量がアップしているCAOS 60B19Lというタイプが5,000円で販売されています。相変わらず安い。
Panasonicって国産で性能がいい割には意外と安く販売されてますよね。このバッテリーサイズを採用している車種が多いからでしょうか?
とにかく安くて性能がいい分には有り難いです。Panasonic好きですし。
交換する前に充電してみる
液入りバッテリーなので開封すればそのまま使えるのですが、ウチの車は買い物とか送迎のチョイ乗りが多いので、交換する前に充電器で満充電にします。
購入したバッテリーがこちら。
端子間電圧を測ってみます。
12.79V、ほぼ12.8Vですね。バッテリーの取扱説明書を見ると、約70%の残容量のようです。
まぁこれでも十分な残容量なのですが、せっかく充電器があるので充電します。
バッテリー端子の+に赤クリップ、-に黒クリップを付けて充電器のACプラグをコンセントにぶっ刺します。
ちなみに充電中は水素が発生するので、充電は野外でやりましょう。
充電器の「完了ランプ」が点灯すると充電完了です。
充電後の電圧を測ってみます。
12.97V、ほぼ13Vですね。満充電状態です。
実は上の画像は充電した翌日測ったもので、充電直後は13.2Vでした。
いざバッテリー交換
バッテリーの交換は手順さえ間違えなければ超簡単です。
以前、バッテリー交換について書いた記事がこちら。
10mmのレンチがあれば交換できますが、可能であれば端子の汚れやサビを落とすワイヤーブラシなどがあると便利です。
まず端子を外す
バッテリーの端子は「マイナス(-)端子」から外すこと。-端子を外した後に+端子を外します。
理由は感電防止のためです。(詳細は上のバッテリー交換記事を参照してください)
次にバッテリー止め金具を外す
このバッテリー止め金具も10mmのナットで止まっているので、10mmのレンチで外しますが、普通のソケットレンチだと棒が当たってソケットレンチがかからない場合があります。
上の画像でわかりますでしょうか?ナットが下の方まで来ているので、ソケットが入らないんですね。
そういうときはディープソケットを使うと緩められます。
ディープソケットはあれば便利ですが、無いと困るほどのものではありません。無ければ普通のレンチでキコキコ回してください。
バッテリーを取り出して端子を掃除します
古いバッテリーを取り出します。
重いので、誤ってボディに落とさないように気をつけてください。
フェンダーに落としてボディを凹ますと泣きたくなります。
上が古いバッテリー、下が新品です。
古いバッテリーの点検窓は今でも「良好」ですが、4年経過しているといつ突然死するかわかりません。
バッテリーを取り外すと、バッテリーホルダーも外れますので、長年使用して蓄積したゴミや砂埃をついでにお掃除しておきます。
ついでにバッテリーケーブルの端子が汚れていたらお掃除します。
特に白い粉(サルフェーション)が付いていたらワイヤブラシで落としておきます。白い粉が付着したまま新しいバッテリーに接続すると接続不良を起こす場合があるので要注意です。
新しいバッテリーをセットして、バッテリー止め金具で固定します
新しいバッテリーをバッテリーホルダーにセットします。
外したときと逆の要領でバッテリー止め金具で固定します。ディープソケットがあると作業が早いです。
バッテリー端子にケーブルを取り付ける
取り付ける時は外すときの逆の手順で、「プラス(+)端子」を先に接続します。その後、「マイナス(-)端子」を接続します。
普通はプラス側ケーブルがマイナス端子まで届かないので、逆接続することはまずありません。
ちなみに-端子はボディと接続されているだけです。
つまりボディ全体がアースになっている(ボディアース)ので、-端子を外さずに+端子を外そうとすると、何かの拍子に+端子とボディが接触したときに大電流が流れてしまう危険があります。だから-端子を先に外すのです。
ボンネットを閉じる前にエンジンを始動させてみる
その状態でエンジンを始動させてみます。
無事にエンジンがかかればOKですが、セルが回らない、オーディオやナビの電源が入らない場合は、接続が間違っているか、ヒューズが切れているかのどちらかです。
エンジンが始動できれば、最後に
・バッテリー止め金具できちんと固定されているか
を再度確認して作業終了です。
バッテリー交換のまとめ
バッテリーを交換したら「キュキュ、ボン」と以前より楽に始動できるようになりました。
新車購入から13年経過したのでそろそろ乗り換えも考えてはいるのですが、昔の車と比べてヘタりが少ないのでまだまだ乗れちゃうんですよね。
家内も取り回しが楽で気に入ってるので、もう少し乗り続けてみようかと思います。
バッテリー交換は車のDIYの中でも簡単な部類に入りますので、今まで「レンチなんて持ったことが無い」という人でもぜひチャレンジしてみてください。
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