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タイヤは中古でも大丈夫?中古タイヤのメリットとデメリットとは?

この記事は約5分で読めます。

たまに友人から「中古タイヤってどうなの?」と相談されることがあります。

大体こういった質問をしてくる人は、車は所有しているけど自動車そのものにはそれほど興味がない人がが多い印象があります。

恐らく車の維持費を安くしたいからなのだと思いますが、個人的には素人が安易に中古タイヤに手を出さないほうがいいと考えています。

今回はそんな中古タイヤについて解説します。

中古タイヤとは?

タイヤはスリップサインが出ていなければ使えますので、中古タイヤでもそれなりに商品価値があります。

当然ですがタイヤは新品に近ければ近いほど価値が高く、スリップサインが出ていれば商品価値が0です。

お金が無くてタイヤを売る、という人はあまりいないと思いますが、スタイリッシュなロープロファイルタイヤ(扁平率低)に履き替えた、という人や、新車購入時にアルミホイールをインチアップ&ロープロファイルタイヤを買ったので、新車に付いていたほぼ新品のタイヤを売りたい、といった人は世の中に一定数いますので、中古タイヤの市場はそれなりにあります。

大型車では割と一般的

トラックなどの大型車のタイヤの場合、タイヤの溝が無くなってきたら乗用車のようにタイヤ丸ごと交換するのではなく、走行面だけを張り替えてタイヤ本体をリユースするのが一般的ですで、別名、再生タイヤ(リトレッドタイヤ)と言います。

リトレッドは新品タイヤ購入費用の半分程度でできるため、消耗品のコストが大きく響く運送業界では普通に利用されています。

大体どこのタイヤメーカーでもリトレッドを受け付けていますが、ミシュラン社はタイヤに新たに溝を掘るリグルーブというサービスもやっています。

リトレッドは民間業者でもやっていますが、タイヤメーカー自身が手がけていることからも、大型車では中古タイヤ(再生タイヤ)はごく一般的に使われています。

どうしても中古タイヤを買うときにチェックするポイントとは?

基本的に僕は中古タイヤはオススメしませんが、一方ではタイヤが「パンク修理で直らない」ぐらいにバーストしたときなどは、中古タイヤがあればそれで済ませたい、という気持ちもわかります。なぜなら新品タイヤを1本だけ買うのは割高ですから。

特に他の3本がまだまだ使える状態であれば尚のこと、全部一緒に交換するにはちょっと…と思ってしまいますよね。

もし中古タイヤを購入する場合には、以下の点についてチェックして粗悪品を掴まないようにしましょう。

製造年月を確認する

タイヤはゴムで出来ているので、使っても使わなくても劣化します。

そのため、いくら溝がたくさんあるタイヤだとしても、製造してから時間が経過しているものは避けたいところです。

個人的には製造年月から4年以上経過しているタイヤは、いくら状態が良くて溝が残っていても手を出すのは怖いですね。

タイヤの製造年月は、タイヤのサイドウォール分に記載されています。

例えば「XXXX3217」と書いてある場合は、後ろの2桁の数字が西暦の下一桁を表し、その次の2桁は1月1日の週を第一週とする製造週が記載されています。

「XXXX3217」の場合、2017年の第32週目に製造されたことがわかります。ちなみに第32週だと、大体8月の終わり頃ですかね。

稀に製造年月が新しくて、溝も8~9分ぐらい残っているキレイなタイヤが出ているときがありますが、屋根付き車庫で保管されていた車(のタイヤ)は、紫外線による劣化が進んでいないため、キレイな状態で市場に出回ることがあります。

劣化状態を確認する

まず、タイヤが白っぽくなっている場合は劣化が進んでいる可能性があります。指で押して硬い場合はゴムの弾力性が失われていますので、劣化が進行していると見ていいでしょう。

本来、新しいタイヤは黒々としてゴム特有の弾力性があるものです。

また、タイヤのサイドウォールにヒビ割れが出ていないか?も重要なチェックポイントです。

青空駐車で紫外線をたっぷり浴びているタイヤは、製造年月が比較的新しくても紫外線による劣化が進んでヒビ割れが出る場合があります。

いくら溝が残っていて製造年月が新しくても、サイドウォールにヒビ割れが出ているタイヤは絶対に買わないようにしましょう。

心配なら新品の輸入タイヤが安くていいよ

状態を見て選別すると、意外と中古タイヤも安くなかったりします。

そもそも自分の車のタイヤサイズに適合して、且つ状態のいい中古タイヤってなかなか見つからなかったりします。

そこで妥協して状態の悪いタイヤを買うよりは、新品の輸入タイヤ(アジアンタイヤ)を購入したほうがよほど気持ちよく買い物ができます。

国産の中古タイヤよりも新品のアジアンタイヤのほうが安かったりします。

輸入タイヤ直販店 AUTOWAY

タイヤの送料は全国一律1,000円/本ですが、ホイールセットは送料無料のものも多いです。

AUTOWAYはタイヤピットという全国のタイヤ取付店と連携しており、自宅近くのタイヤピット加盟店を探すことができますし、そのお店に直送することも可能です。タイヤピット加盟店の基本作業工賃が全国共通なのがわかりやすいです。

ネット通販でタイヤを安く購入する方法について以前書いた記事がこちら。

もうタイヤはネットで買う時代!? 賢く使えばタイヤ交換はもっと安くなる!
タイヤはカー用品やタイヤ専門店で買うのが一般的ですが、最近はネット販売でもかなり安いタイヤを多く見かけるようになりました。 「ネットでタイヤ?売れ残りや海外製品だから安いんじゃないの??」と思うなかれ。今やタイヤはネットで買っても品質的に全...

自宅近くに協力工場が見つかれば非常に安くタイヤ交換できます。

中古タイヤのまとめ

中古タイヤは基本的に”現状渡し”で販売されているのがほとんどで保証が無いのが一般的です。そのため、車自体にあまり詳しくない人にはオススメいたしません。安物買いの銭失いになる可能性が高いです。

一方で、タイヤに関する知識がある人で、中古の状態を理解できる人には中古タイヤはメリットがあります。

例えば、普段雪の降らない関東地方などでは、比較的新しい中古スタッドレスタイヤが流通しています。こういった中古品の状態を見極められて、且つそのリスクを許容できる人であれば金銭的メリットはかなり大きいでしょう。

やっぱり消耗品を中古で買うのはどこか抵抗があります。

走り屋とかサーキット走行が多い人がタイヤ代を安く上げるために利用するのはアリですが、日常使いであれば余程の”出物”が出てこない限りは、新品を買ったほうが安心です。

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