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子供の靴がシートに…車のシート汚れは市販の洗剤でキレイに落ちる!

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小さい子供のいる家庭だと、チャイルドシートやジュニアシートを使うので子供は後席に乗りますよね。

そうすると後席シートの前縁が靴で汚れませんか?

今回は子供の靴で汚れがちな後席シートの掃除方法について解説します。

ジュニアシートは便利だけど、シートが汚れる

0~3歳はベビーシート、3~6歳がチャイルドシート、6歳~10歳ぐらいまでがジュニアシートを使いますが、特にお子さんがチャイルドシートを使う年齢ぐらいだと、足が床に届かないので、シートの前縁に靴が当たって汚れるんです。

この赤丸の部分ですね。

足が床に届かないので乗車中はプラプラするんですが、靴がシート前縁に当たってすごく汚れます(汗

シートの靴汚れの落とし方

家庭でシート汚れを簡単に落とすには「セスキ炭酸ソーダ」が便利です。

セスキ炭酸ソーダとは

セスキ炭酸ソーダとはアルカリ性の洗浄剤で、よく年末の大掃除特集になると出てくる洗浄剤です。

セスキとは”3/2″を意味するラテン語で、炭酸ソーダと重炭酸ソーダ(重曹)が1:1で混ざったものを言います。炭酸ソーダ(1)+重炭酸ソーダ(2)が混ざったものなので1.5:1、つまり3/2。化学分野では普通らしいです…。

靴が運んでくる汚れで、土や泥はそれほど大変ではありませんが、アスファルトの油やタール分は水性洗剤ではなかなか落ちないんですよね。

セスキ炭酸ソーダは、そのアルカリ性の成分が油脂を加水分解して高級脂肪酸塩に分解します。

これを”鹸化”(けんか)と言うのですが、この漢字からお気づきのように、この反応は石鹸を作るときの反応と同じなんです。

具体的にはシートに付着した油分がセスキソーダ液によって乳化するので、するっと拭き取れるわけです。

必要なもの

シート汚れ落としに必要なものは、

・セスキ炭酸ソーダ

スーパーなどで普通に売っています。

自宅にスプレーボトルがあれば、粉末タイプのセスキ炭酸ソーダを買ってきて、お好みの濃度にして使うのもいいと思います。

車のシートだけでなく、自宅のキッチンや壁紙の油汚れ、サッシ周りの汚れ落としにも使えるので、一つ持っておくとかなり便利です。

・固く絞った雑巾

汚れを拭き取るための雑巾です。使い古したタオルなど吸水性のいい素材がいいです。

・石鹸

液体ではなく固形の石鹸を使います。落ちにくい汚れに。

汚れている部分にセスキ炭酸ソーダを吹きかける

シートの汚れている部分にセスキ炭酸ソーダを霧吹きでまんべんなく吹き付けます。

1~2分置くと溶けた汚れが浮いてきますので、固く絞った雑巾で汚れを拭き取ります。

雑巾が汚いと汚れの付着度合いがわからないので、なるべく明るい色の使い古しタオルなどを使うといいでしょう。

セスキ炭酸ソーダは血液やタンパク質も溶かしますので、これを何度か繰り返すと、大方の汚れは落ちると思います。

セスキ炭酸ソーダで落ちない汚れには固形石鹸を使う

セスキ炭酸ソーダで落ちないガンコな汚れには、固形石鹸を使います。

まず軽く絞った雑巾をシート汚れの上に掛けて、シート表面を濡らします。

その後、汚れの部分に固形石鹸をこすり付けます。

石鹸での汚れ落としには水分が必要なので、濡れが足りないと石鹸の成分が汚れに届きませんし、濡れすぎるとシート表皮を通り越して内層のウレタンに石鹸が入り込んでしまいます。

ウレタン部まで石鹸の成分が入り込んでしまうとウレタンが劣化してしまう可能性があるので、シートをびしょびしょに濡らさないように加減してください。

そして固く絞った雑巾で、こすり付けた石鹸を拭き取ります。

汚れ防止シートカバー

子供の靴がシートに当たらないようにする、汚れ防止シートカバーもあります。

このシートカバーを最初からつけておけば、そもそも今回紹介したシート清掃なんかやらなくてもいいわけで(笑。。。

参考まで。

靴で汚れたシートを掃除するまとめ

子供に「靴がシートに当たらないようにして」なんて注意するのも無理な話ですし、後席に乗るときは靴を脱ぐというのも、降りるときにいちいち「早く靴はいて!」なんてバタバタするのも大変ですよね。

一番いいのは最初からシートカバーを付けておくのがいいのですが、既に汚れてしまった場合でも、今回紹介したセスキ炭酸ソーダを使うとキレイに汚れを落とせますし、他のシート汚れも今回紹介した方法で落とせますので、ぜひ参考にしてみてください。

重曹よりも汚れ落ちがいいですし、家の掃除にも使えるのでオススメです。
 

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