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少ない受験回数で大型二輪の技能試験に合格するには、徹底したイメージトレーニングが不可欠!

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先日、免許更新で免許センターに行ったときのこと。

講習開始まで時間があったので大型二輪の技能検定を見学していました。

当時を懐かしみながら見ていたのですが、意外と基本的な運転が出来ていないまま受験している人が結構いるんですね。(思いっきり上から目線ですみません…笑)

当然、彼らは途中で試験中止になって出発地点に戻ってくるんですが、「あー、また○○(民間の練習場?)に行かなきゃダメかー」「もっとお金使えってことだよww」みたいな会話が漏れ聞こえてくるんです。

なんというか、受験回数こなしているうちにそのうち受かるんじゃね?みたいな感じなんですね。

練習不足なのは見ててわかるんですが、それ以前にコースイメージが頭の中にできておらず、基本中の基本である法規走行がちゃんと出来ていないんです。

一本橋や波状路なんかは上手に出来ているだけにすごくもったいない。

恐らく彼らは、練習場に行ってもスラロームとか一本橋とか波状路とか、課題の練習ばかりやっているんだろうなぁ、と。

実は技能試験は課題走行よりも、それ以外の法規走行をいかにスムーズにこなすかが肝です。

課題走行のコツを指南するサイトはたくさんありますが、この法規走行のコツを掘り下げているサイトはほとんど見かけません。

今回はこの、技能試験の法規走行をスムーズにこなすポイントについて書きたいと思います。

バイク持ってないのに限定解除した30年前

僕が大型二輪を取得したのは昭和63年の夏休みの時。当時はまだ限定解除と呼んでいた時代です。

以前は自動二輪免許は1種類しかなく、免許条件で小型限定(~125cc)、中型限定(~400cc)、限定無し(排気量無制限)と排気量条件が付いていました。

当時、大型二輪は教習所で取得出来ず、免許センターで技能検定を合格するしかありませんでしたが、大型バイクを練習させてくれる教習所もほとんど無かったので、10回20回と試験を落ち続けている人も少なくありませんでした。

当時、大学生の僕はお金も無く、なるべく少ない回数で合格するためにはどうすればよいか足りない脳ミソで一生懸命考えました。

そこで行き着いたのが「実際に練習出来ないのなら、その分イメージトレーニングで補うしかない」という結論でした。

結果から言うと、そのイメトレが功を奏したのか7回目で無事合格することができました。

その日合格したのは受験者33名中、僕を含めて2名だけ。その試験場では合格者の平均受験回数は15回ぐらいでしたから、7回目での合格はかなり早いほうでした。

僕と一緒に合格した方は2回目の受験(!)で、聞くと職業は自動車教習所の教官とのこと。会社(教習所)で思う存分練習してきた人ですら初回は落とされていたぐらいです。

いかに頭の中に技能検定のイメージを作るかが合格への近道

最初の1~2回目の試験は、ほとんど頭の中がテンパった状態で落ちました。やることが多すぎてまともに走れなかったのです。

特にウインカーを出すタイミングは交差点の手前30mと自動車学校で習いますが、バイクで右折の場合はセンターライン寄りに車線を返るので、さらにその3秒前にウインカーを出す必要があります。

試験場のコースって意外と狭いですから、リアルタイムに判断していてはウインカー操作や車線変更の判断が間に合いません。クランク通過中に次に曲がる方向にウインカーを出したり、坂道下りながら右折ウインカーを出して中央に寄るとか、課題走行をこなしながら法規走行の操作もしなければなりません。

そこで、法規走行と課題走行の2つを分けて練習するようにしました。

法規走行はイメージトレーニングで習得する

試験コースは事前に完璧に覚える

「当日免許センターに行って、実地試験までの空き時間にコースを覚えればいいか」なんて考えているようでは合格は絶対無理です。

技能検定はコースがあらかじめ決まっています。

大体の免許センターではA,Bの2コース、たまにA,B,Cの3コース用意されている免許センターもありますが、そんなに複雑なものじゃないので試験コースは事前に完璧に覚えてください。

最低限、試験を受ける前に一度免許センターに足を運んで、コース情報を事前に仕入れてくるぐらいはするべきでしょう。

目をつぶって実際にコースをイメージする

試験コースを覚えたら、今度は目をつぶって頭の中で走行することをイメージします。

ここで大事なのは、実際の試験と同じように、

・乗車前の挨拶、ミラー角度の調整などもやる
・練習走行ができる場合は、それもシミュレーションする
・ウインカーを出すタイミング、車線変更のタイミングを完璧にイメージする
・架空のハンドルを握って、シフトチェンジ、ブレーキ操作、ウインカー操作もやる
・口で状況を説明しながら走る

ようにします。

1度でも受験している人であれば、試験車両に乗ってコースを走るイメージをある程度持っているはずです。

そのイメージを膨らませて、頭の中で何度も何度も何度も何度も反復練習します

真剣に試験をイメージして脳内でシミュレーションすると、実際の試験時間と同じぐらいの時間がかかります。(※逆に実際の試験時間と同じぐらいかからなければ、どこかが間違っているということ)

とにかくAコース、Bコース(試験場によってはCコースも)どちらのコースでも、頭の中のシミュレーションで車線変更やウインカーのタイミングを完璧にします。

1回ミスしたら最初からやり直しするぐらい厳しくやります。イメージトレーニングのいいところは「無料で何度でもできる」ところ。

これは実際に試験車両に乗らなくても自宅でできる準備です。

なぜここまで徹底的にイメージトレーニングをするかと言うと、通常の法規走行が目をつぶっても出来るようになっていると、運転に余裕ができるのです。

運転に余裕が出来ると肩の力が抜けて走りが安定します。

しかも次にやる課題についての心の準備ができるので、先のことを準備しながら走行できるのです。

つまり、面倒な法規走行をあれこれ考えながら対処するよりも、イメージトレーニングで法規走行の感覚を無意識に出来るぐらいに徹底的に体に染み込ませておけば、試験のときは頭を課題走行に集中させることができるわけです。

目をつぶって手を夢遊病者のように前に出してぶつぶつ言ってるのは、はたから見るとかなりアブナイ人ですから、自分の部屋でこっそり練習しましょう。

試験当日は実際にコースを歩いてシミュレーションする

試験当日にコースが発表されたら、コース下見できるまでの間に、脳内で1~2回シミュレーションしておきます。

そしてコース下見の時間になったら、実際にスタート地点から試験車両に乗ってるつもりでコースを歩きます。

この下見の目的は、イメージトレーニング時のコースイメージと実際のコースイメージの差を埋めるために行うものです。

そのため、この時は単にコース図をなぞるように歩いてはダメ。

ウインカーを出す場所、車線変更する場所、停止線で止まって左右確認するところなどをしっかり意識しながら下見します。むしろコントのように架空のハンドルを持ってコース下見したほうがよりイメージを作れます。(実際そういう人もいるのであまり恥ずかしくない)

実際の試験では減点がMAXに達した時点で試験中止になってしまうので、このコース下見のときにしっかりと最後まで下見をして、完走するコースイメージを頭に焼き付けるようにします。

課題走行は250cc/400ccのバイクでも十分練習できる

貧乏学生だった僕は、750ccの車両を貸し出してくれる練習場に行くお金が無かったので、友人のVT250を借りて練習しました。

特に重点的に練習したのは低速走行です。

大型バイクはトルクが太いので、アイドリングでもクラッチを当てるだけでスルスルと走っちゃいます。

特に一本橋は1速でクラッチを繋いでしまうとあっという間に渡り切ってしまうので、リアブレーキを引きずりながら半クラッチを当てて低速での速度調整を徹底的に練習しました。

今は大型バイクを貸し出して慣熟走行させてくれる練習場もありますので、そういったところで数時間練習するのもいいと思います。

まとめ

・試験コースは完璧に覚える
・試験コースでやるべき操作を完璧に脳内シミュレーションしておく
・実技練習は低速バランス(ニーグリップ)を徹底的に練習する

結局、今思い返すと一番効果的だったのはやはりイメージトレーニングだったと思います。

試験コースの法規走行でも、特にウインカーを出すタイミングや右折時に中央線に寄せるタイミングや場所などは、その都度考えてやっていたのでは判断や操作が間に合いません

冒頭でも言いましたが、多くの受験者は法規走行で減点を重ねてしまい、課題走行の些細なミスでとどめを刺して試験中止になっているケースが非常に多いです。

試験コースはあらかじめ決まっているのですから、体が勝手にウインカーや車線変更ができるぐらいまでイメージトレーニングしておけば、その分課題走行に意識を集中させることができるのです。

少ない回数で一発試験に合格したい方は、やみくもに練習場にお金を時間を費やすよりも徹底したイメージトレーニングで鍛えたほうが効果的です。

少なくとも「何度も受験している内にコツを掴んでいつか受かるだろう」というつもりで受験していては絶対に受かりません。
 

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